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中国工商銀にFRBが資金洗浄防止で改善命令-「重大な不備」指摘

  • 工商銀は60日以内に法令順守プログラム是正に向けた計画を提出へ
  • 疑わしい活動の適切な報告や銀行秘密法の順守怠る

世界最大の銀行、中国工商銀行は米連邦準備制度理事会(FRB)からマネーロンダリング(資金洗浄)防止策で改善命令を受けた。

  FRBは13日公表した命令で、工商銀のニューヨーク支店でのマネーロンダリング対策に「重大な不備」が見つかったと説明。同銀は60日以内に行内のコンプライアンス(法令順守)プログラム是正に向けた計画を提出することで合意したという。罰金は科されなかった。

  工商銀は疑わしい活動を適切に報告し、マネーロンダリング防止を定めている銀行秘密法に従うことを怠っていた。FRBは同銀に対し、金融商品や重要な公的地位を有する個人を含む顧客に関連したリスクを適切に評価するシステムを構築するよう命じた。

  また、工商銀は2016年後半の同行のドル決済活動を調べるため、外部の企業を起用しなければならない。高リスクの顧客または取引を含む疑わしい活動を巡り警告が適切になされていたかどうかを判断する。

  工商銀は時価総額が3560億ドル(約38兆円)、資産が3兆ドルを大きく上回り、40カ国・地域余りで約400の海外支店を設けている。ニューヨーク支店は08年に開設。同行のニューヨークオフィスにコメントを求めたが、今のところ返答はない。

原題:China’s ICBC Ordered by Fed to Boost Money-Laundering Safeguards(抜粋)

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