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トランプ大統領、気の合うポンペオCIA長官を国務長官に-外交託す

  • トランプ氏はポンペオ氏について「私たちは常に波長が合う」と指摘
  • ポンペオ氏はほぼ毎朝、大統領に極秘諜報報告

ポンペオ米中央情報局(CIA)長官は国務長官になるためのオーディションをホワイトハウスでほぼ毎朝受けていたようなものだ。トランプ米大統領に極秘諜報(ちょうほう)報告を行っていたからだ。

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ポンペオCIA長官

写真家:ジョー・ラドル/ゲッティイメージ

  トランプ大統領は13日、ティラーソン米国務長官の解任と後任にポンペオCIA長官を起用することをツイッターで発表した後にホワイトハウスで記者団に対し、ポンペオ氏には「膨大なエネルギーと知性」があると評価。さらに「われわれは常に波長が合う」との見解を示した。

  カンザス州選出の元下院議員のポンペオ氏(54)は、イランや中国などに対する大統領の政策の主要な擁護者で、2016年大統領選へのロシアの干渉疑惑など物議を醸す問題へのトランプ氏の見解の一部を容認する傾向もあり、強い忠誠心を示していた。

  政権当局者によると、トランプ大統領は少なくとも昨年9月以降、ティラーソン国務長官を交代させる案を検討していた。ティラーソン氏はパリ協定からの離脱決定やイラン核合意を巡ってトランプ大統領と意見の相違があった。

  CIA長官に起用される前、ポンペオ氏はカンザス州選出の共和党下院議員として6年間を過ごした。10年に草の根保守運動「ティーパーティー(茶会)」の波に乗って共和党が下院を制した際、これに尽力した初当選下院議員の中でもポンペオ氏は、当時のオバマ政権の外交政策への声高な批判で目立つ存在だった。また、12年に起きたリビア東部ベンガジの米領事館襲撃事件を巡り、クリントン米国務長官(当時)の対応を非難したことで有名になったほか、イラン核合意にも強硬に批判した1人だった。

  センター・フォー・ア・ニュー・アメリカン・セキュリティー(CNAS)のシニアフェローで、ケリー前米国務長官の下で働いた経験があるイラン・ゴールデンバーグ氏は昨年12月のインタビューで、「ポンペオ氏は外交政策で白黒はっきり区別する強硬なアプローチをとり、それはトランプ大統領の世界観に通じる」と述べ、「それがポンペオ氏がトランプ氏に気に入られるようになった背景だろう」と分析していた。

原題:Trump Chose Pompeo as Kindred Spirit to Take Over U.S. Diplomacy(抜粋)

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