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トランプ減税成立に賭けたヘッジファンド、30億ドル以上を荒稼ぎ

  • エレメント・キャピタル創業者のタルピンズ氏、1年前から仕込む
  • 年初来リターン11.5%、米国株は新高値付けると予想

ジェフリー・タルピンズ氏率いるヘッジファンド、エレメント・キャピタル・マネジメントは、過去5カ月で30億ドル(約3200億円)以上を稼ぎ出した。最大の要因はトランプ大統領の減税案が成立すると見込み、株価と米国債利回りの上昇に賭けたことだ。

  タルピンズ氏は減税法案成立にまだ疑問のあった1年ほど前に、この取引を仕込み始めた。同氏はトランプ大統領と共和党がオバマケア改革を含む主要法案の成立に失敗して大型減税の実現推進で団結すると読み、これがまさに的中した。

  この取引はまだ利益を伸ばせる余地があると、タルピンズ氏は考えている。

  2月中旬に投資家に宛てた書簡では「米株式相場は厳しい下げから完全に回復し、向こう数カ月に新高値を付けるとみている」との見方を披露。「2月の下げを徐々に取り返すのに比例して、ボラティリティーは後退するとも予想する」と続けた。

  ただし、タルピンズ氏は長期で強気ではない。昨年5月の投資家向け書簡では、新高値を付けた後は上昇する金利や割高なバリュエーション、成熟する景気サイクルが今年のうちに相場を圧迫し始めるだろうと予想していた。

  ゴールドマン・サックス・グループやシティグループに勤務した経歴を持つタルピンズ氏は2005年にエレメントでファンドの運用を開始。開始以来の運用成績は年率プラス21%に上る。投資家によると、昨年10-12月はプラス約9%、今年は年初来でプラス11.5%のリターンをたたき出している。

原題:Element Hedge Fund Reaps $3 Billion Windfall on Trump Tax Trade(抜粋)

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