メイ英首相、EU離脱の現実に向き合っていない-バルニエ首席交渉官

  • メイ首相のEU離脱方針演説に厳しい発言、両者の隔たり浮き彫りに
  • 「準加盟国にはなれず、特恵の要求も不可能」-バルニエ氏

英国の欧州連合(EU)離脱でEU側の首席交渉官を務めるミシェル・バルニエ氏は、メイ英首相が表明した主要な要求の幾つかを拒否し、離脱という厳しい現実に向き合うよう同首相に促した。EUと英国は来週に重要な首脳会合を控えている。

  メイ首相は今月初め、EU離脱方針を演説で説明した。これに対しバルニエ氏は、EUの規則に従わない限り加盟国が持つ特恵の大半は得られないという事実を首相はまだ理解していないと指摘。英国の正式離脱まで1年となった現段階でも両者の隔たりが大きく、最終的な通商協定の締結が難しいことを浮き彫りにした。

  バルニエ氏はストラスブールの欧州議会で「厳しい事実に向き合わなければならない時だ」とし、「準加盟国の地位は得られず、特恵の要求もできないことは明らかだ」と言明した。

原題:May Still Not Confronting Realities of Brexit, EU’s Barnier Says(抜粋)

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