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3月13日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが総じて安い、米国務長官にポンペオ氏指名で

  13日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨の大半に対し下落。トランプ大統領がティラーソン国務長官を解任し、ポンペオ中央情報局(CIA)長官を後任に指名したことを受けて市場のリスク選好度が低下した。

  ドル指数は米インフレ指標が落ち着いた内容だったことから上げ幅を縮小し、政策に関してトランプ大統領に近いとされるポンペオCIA長官が国務長官に指名されるとの報道を受けて下落に転じた。ただ、米ドルがカナダ・ドルに対して2月2日以来の大幅上昇となる中、その後は下げをほぼ埋めた。

  ニューヨーク時間午後4時40分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%未満の上昇。ドルは円に対して0.1%上げて1ドル=106円54銭。ユーロは対ドルで0.5%高の1ユーロ=1.2390ドル。

  トランプ大統領が国境の壁建設を推進し、ブロードコムによるクアルコムの買収を阻止する大統領令に署名したことから、市場は米国における保護主義の高まりに神経をとがらせた。トランプ大統領が中国に対し300億ドル相当の輸入に賦課する関税案を検討していると、ポリティコは報じた。
  ドルはカナダ・ドルに対し、一時は1.1%高の1米ドル=1.2984カナダドルまで上昇。カナダ銀行(中央銀行)のポロズ総裁が、利上げには引き続き慎重なアプローチをとると述べたのが手掛かり。

欧州時間の取引

  2月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、ドル指数は前日の下落分を一部回復。日本株の上昇を受けたショートカバーの動きを受け、ドルは円に対して最も大きく持ち直した。一方、ユーロは材料難の中、方向感の乏しい展開となった。
原題:Dollar Drops After White House Shakeup Brings in CIA’s Pompeo(抜粋)
Dollar Rebounds Before Inflation Data as Euro Awaits Catalyst(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が続落、国務長官解任で懸念広がる

  13日の米株式相場は続落。経済・政治関連でさまざまなニュースを消化する中で軟調な展開となった。米10年債利回りは低下。

  • 米国株は続落、エネルギー株など安い
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.84%
  • NY原油は続落、米生産急増でOPEC減産の取り組みに悪影響との見方
  • NY金は反発、ティラーソン国務長官解任でドル下落

  朝方発表された消費者物価指数(CPI)を受けて、物価の急激な上昇を伴わずに経済が上向きつつあるとの見方が広がった一方、S&P500種株価指数ではエネルギー株が重しとなった。世界の需要は米国の供給増を吸収できない可能性があるとの懸念から、原油相場が値下がりしたことが手掛かり。

  またティラーソン国務長官の突然の解任を受け、市場ではホワイトハウスの動き、特に貿易政策を巡り懸念が広がった。

  S&P500種株価指数は前日比0.6%安の2765.31。ダウ工業株30種平均は171.58ドル(0.7%)下げて25007.03ドル。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時46分現在、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.84%。 

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続落。急増する米国からの供給を世界需要で吸収できないかもしれないとの警戒が広がった。米政府は主要なシェール油地域で4月に生産が拡大すると見込んでおり、石油輸出国機構(OPEC)の減産の取り組みが損なわれるとの懸念につながった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比65セント(1.1%)安の1バレル=60.71ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は48セント下げて64.64ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。トランプ米大統領がティラーソン国務長官を解任し、後任にポンペオ中央情報局(CIA)長官を指名したことを受けてドルが下落、逃避の金買いが強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.5%高の1オンス=1327.10ドルで終了した。

  FBBキャピタル・パートナーズの調査ディレクター、マイク・ベイリー氏は「国務長官に新たな人物が就くことになる」とし、「この新しい人物はこれまで別の職に就いていたわけだが、市場はこの人物の今後の動きを懸念している可能性がある。トランプ大統領により同調するのか。より保護主義的な姿勢を取るのか」と述べた。

  トランプ大統領は前日、ブロードコムによるクアルコム買収を阻止する大統領令に署名。これが嫌気され、13日の市場ではクアルコム株が大幅安。ナスダック100指数の重しとなった。
原題:Stocks Decline as Trump Cabinet Turmoil Deepens: Markets Wrap(抜粋)
Oil Slides on Speculation U.S. Surge Will Undermine OPEC Cuts
Gold, Copper Rally as Trump’s Tillerson Firing Sinks the Dollar

◎欧州債:ドイツ債が小幅上昇、米国務長官解任でリスクオフ優勢

  13日の欧州債相場は、ドイツ債が小幅に上昇。米国のトランプ大統領がティラーソン国務長官を解任したと伝わると世界的にリスクオフが優勢になり、一時は上値を伸ばす場面があった。英政府が春季財政報告を発表し、新年度の国債発行額が本年度を下回る見通しとなったため、英長期債はアウトパフォームした。

  オランダ10年債入札が始まる中で、ドイツ債先物は朝方に軟調だった。だが、その後ドイツ中期債の先物全般に買いが入り上昇。

  イタリア国債入札の結果はまちまちだったものの、入札後は上昇英国の新年度(2018年4月-19年3月)国債発行額は1029億ポンドと、11年ぶりの低水準となる見通し。
原題:Bunds Bounce on Tillerson Removal; End of Day Curves,Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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