ストリップクラブ優先か-プエルトリコ電力復旧で「目に余る」例続々

  • 無料チケットや5000ドル配った事例も-米下院委の共和党議員の書簡
  • 病院や空港より自宅を優先させた疑いも報告されたと指摘

昨年ハリケーン「マリア」に見舞われた米自治領プエルトリコの情勢監視に当たる米下院委員会の議員らは、電力復旧に絡む汚職や「目に余る職権乱用」に関して数多くの苦情の報告を受けていることを明らかにした。

  下院天然資源委員会に属する共和党議員の12日付書簡によると、サンフアン地区にある複数のストリップクラブの電力復旧を急がせるため作業員らに5000ドル(約53万4000円)と無料チケットが配られた可能性があるとの報告があった。

  また、復旧に携わる企業の従業員が病院や国際空港といった極めて重要なインフラより自宅の電力回復を優先させたと疑われる例もあったという。現地ではまだ多くの住民が電力のない生活を送っている。

  同委員会は多額の米連邦予算をプエルトリコにつぎ込むことへの懸念をあらためて表明した。ハリケーンからの復旧問題はプエルトリコ側の説明責任に関する連邦政府のかねてからの懸念をさらに強めた。自治領政府はホワイトフィッシュ・エナジー・ホールディングスという企業と電線復旧工事の契約を結んだが、モンタナ州にあるこの企業は社員が2人しかおらず、復旧事業関連の経験も乏しいとみられている。

原題:Strip Clubs Allegedly Prioritized in Puerto Rico Power Recovery(抜粋)

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