中国株へのクオンツ投資、機は熟した-アカディアンのメータ氏

  • 国家主席の任期制限撤廃、株式市場へのリスクにならない
  • ロシアやトルコでは権限強化でむしろ株高が進んだ

中国株式市場へのクオンツ投資の機は熟している。1030億ドル(約11兆円)相当の運用に携わるアカディアン・アセット・マネジメントの新興国市場担当者アーシャ・メータ氏はこう話す。

  メータ氏は電話インタビューで、「中国市場には非常に引き付けられる」と述べ、「中国の戦略で不可欠なのは成長と経済の自由化だ」と指摘した。

  アカディアンは7兆9000億ドル規模の中国本土株式市場に投資する戦略に着手しつつある。香港との株式市場接続により、ここ数年、外国人投資家の本土株投資が容易になった。アカディアンが最も強く推す銘柄はセメントメーカーの江西万年青水泥や製薬会社の哈三聯江蘇銀行

  北京で開会中の全国人民代表大会(全人代)で国家主席の任期上限を外す憲法改正案が採択され、習近平国家主席が終身、その地位にとどまることも可能となったが、メータ氏によれば、こうした変化は株式市場のリスクとはならない。
   
  同氏は最近の指導者への権限集中はむしろ株式投資の大きなリターンにつながっていると説明し、プーチン氏が首相から再び大統領になったロシアや2017年4月の国民投票でエルドアン大統領の権限強化が認められたトルコを具体例として挙げた。

原題:$103 Billion Quant Firm Piles Into China as Foreigners Welcomed(抜粋)

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