アリババ系アント:消費者融資10兆円に拡大、証券化規制でも-関係者

  • アントの消費者向け融資、17年初めから2倍に拡大
  • 年初来発行したABSは107億元にとどまる-昨年1-3月は310億元

中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディング系の金融会社、螞蟻金融服務集団(アント・ファイナンシャル)の消費者向け融資が少なくとも6000億元(約10兆1000億円)に達した。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。消費者ローン債権を裏付けとする証券化の環境は厳しくなっているが、融資自体は拡大している。

  情報が非公開だとして匿名を条件に話した関係者の1人によると、中国当局は消費者ローンを後押しし得る資産担保証券(ABS)の新規発行枠の削減に踏み切ったが、アントの消費者向け融資は傘下の「花唄」と「借唄」を通じて2017年初めから今月までで2倍に拡大した。同社の消費者ローン残高は中国2位の銀行である中国建設銀行の約3.7倍に達している。

  中国はオンライン金融会社によるABSの組成規制を強化している。ブルームバーグの集計データによると、アントが今年に入り発行したABSは107億元にとどまる。昨年1-3月(第1四半期)は310億元に上っていた。アントは17年に計2430億元相当のABSを発行した。

  アントは電子メールでコメントを控えた。

原題:Ant Financial Consumer Lending Is Said to Reach $95 Billion (1)(抜粋)

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