トランプ関税:米経済への影響限定的か、状況悪化回避なら-BN調査

  • GDPと雇用を若干押し下げ、インフレは小幅上昇すると予測
  • 貿易戦争を引き起こした場合はより深刻な影響も

貿易戦争は良くないが、トランプ米大統領の鉄鋼・アルミニウム輸入関税は状況がエスカレートしない限り、米経済にそれほど大きい直接の影響を及ぼさない見通しだ。ブルームバーグ・ニュースによる最新のエコノミスト調査が示した。

  調査ではエコノミスト35人の約3分の2が、米輸入関税により雇用が若干減少するほか、米経済成長が若干押し下げられると回答した。雇用がやや増加すると回答したエコノミストも1人いた。プラス方向であれ、マイナス方向であれ、大きな影響を予想したエコノミストはいなかった。

  レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルのチーフエコノミスト、スコット・ブラウン氏は、「鉄鋼・アルミの輸入関税自体が経済成長とインフレに及ぼす影響は小さい可能性が高い」と述べる一方で、「より大きな懸念材料は、米輸出品に対する報復関税や、より幅広い貿易戦争の可能性、コストの増加、世界的な企業投資の不透明さの拡大だ」と指摘した。

  トランプ大統領は、貿易戦争には容易に勝利できるとツイートしたが、エコノミストの大半は全員が敗者になると予想する。

  またエコノミストの80%は、輸入関税によってインフレが小幅上昇すると予測。残る20%は影響はないとした。

No Trade Fallout For Now

Economists see only small impacts from Trump's steel and aluminum tariffs

Source: Bloomberg survey

原題:Trump Tariffs Not Such a Big Deal for U.S. Growth, Poll Shows(抜粋)

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