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生身のトレーダーにAIが負けた2月-株式急落で月間ベース過去最悪

  • AIファンドが調整で大きな役割果たした可能性高いとJPモルガン
  • AIファンドとCTAとの相関性は過去1年では約80%に上昇
The Shadow Dexterous robotic hand, manufactured by The Shadow Robot Company, touches the keyboard of an Apple Inc.

The Shadow Dexterous robotic hand, manufactured by The Shadow Robot Company, touches the keyboard of an Apple Inc.

Photographer: Luke MacGregor/Bloomberg
The Shadow Dexterous robotic hand, manufactured by The Shadow Robot Company, touches the keyboard of an Apple Inc.
Photographer: Luke MacGregor/Bloomberg

人工知能(AI)やマシンラーニング(機械学習)を取引プロセスで活用するヘッジファンドの運用成績が、今年2月は月間ベースで過去最悪となったことが、ユーリカヘッジAIヘッジファンド指数で示された。株式相場が2年ぶりに調整局面入りする中で、かつては安定していた資産相互の相関関係が変化し、これらのファンドの戦略を覆した。

  コンピューターを駆使するプログラム取引の台頭で、生身のトレーダーが時代遅れになる恐れが懸念されているが、AIクオンツの2月のリターンは、裁量取引を行うファンドに後れを取った。ヘッジファンドの代表的指数であるヘッジファンド・リサーチ(HFR)のHFRXグローバル・ヘッジファンド指数がマイナス2.4%だったのに対し、AI指数はマイナス7.3%と落ち込みが激しかった。

Insult My Intelligence

  トレンドをフォローする戦略が株式相場の反転による直撃を受け、従来型クオンツ運用の一つで広範な資産に分散投資するコモディティー・トレーディング・アドバイザー(CTA)運用ファンドも過去最悪に近い損失を被った。しかし、AIファンドへの打撃がこれを上回った。

  JPモルガン・チェースのニコラオス・パニギリツオグル氏を中心するストラテジストらは9日のリポートで、「先月のマイナス7.3%という前代未聞の損失を考えれば、AIファンドがリスク解消を余儀なくされ、2月の調整で大きな役割を果たした可能性が高いとわれわれは理解している」と指摘した。

  JPモルガンによれば、AIファンドは、トレンドをフォローするCTAとの相関性がますます高まっており、過去1年では約80%に達している。

Robot Versus Robot

原題:Robot Takeover Stalls in Worst Slump for AI Funds on Record(抜粋)

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