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ゴールドマンCEO交代は順調に進展と予想-ウォール街

  • UBSホーケン氏:ソロモン氏はゴールドマンの多くの分野を熟知
  • 単独社長兼COO指名は共同CEO体制になるリスク除外-KBW
デービッド・ソロモンCOO

デービッド・ソロモンCOO

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
デービッド・ソロモンCOO
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

ゴールドマン・サックス・グループがデービッド・ソロモン共同社長兼最高執行責任者(COO)を単独の社長兼COOとし、最終的にロイド・ブランクファイン最高経営責任者(CEO)の後継者にすることを決めたことにウォール街では称賛の声が上がっている。

  アナリストによれば、ゴールドマンがソロモン氏を単独の社長に任命したことにより、同氏が経営トップに就く道が開かれ、ブランクファイン氏引退時に複数の共同CEOが存在する可能性を巡る一部投資家の懸念を払拭(ふっしょく)するシナリオになる。また、ソロモン氏の多様な経歴や投資銀行への専門知識を評価する声もあるほか、ゴールドマンの後継者計画の透明性によって内部の関係者が次期CEOは誰かと臆測することなく、ビジネスに専念できると分析している。

Thumbs Up

  ゴールドマンの株価は12日、一時前営業日比で1.7%上昇し過去最高値を付けた。

ウェルズ・ファーゴのマイク・メイヨー氏

  メイヨー氏はゴールドマン株の購入を引き続き推奨。今回の人事が共同CEOを置いたり、外部者を入れたり、社内で不透明感を招く決定の遅れといった事態よりも「クリーン」である可能性が強いことを理由に挙げた。さらに、市場環境の改善でゴールドマンの利益は市場予想を上回る見込みだとし、ソロモン氏が1年3カ月前にCOOに就任するまでの10年間に「ゴールドマンで最も成長する部門」を率いていたと評価した。

KBWのブライアン・クラインハンズル氏

  クラインハンズル氏は「今回の発表はブランクファインCEO退職時に共同CEO体制となり、組織が不格好となるリスクを排除するため、ややポジティブだ」と指摘。KBWはソロモン氏が投資銀行を率いた重要な経験とゴールドマン経営委員会で長年メンバーを務めた経歴を持つ「有能な指導者」だと評価した。

UBSのブレナン・ホーケン氏

  UBSは「ソロモン氏がゴールドマンの多くの分野を熟知している」と指摘。同氏が「もう1人のトレーダーでなく」多様な経歴を持つことを踏まえれば、新事業への進出拡大は同氏の指揮の下で継続される可能性が高いと予想した。

  さらに、ソロモン氏を単独社長兼COOに指名したことは、CEO交代に近づいていることを示唆しており、「透明性の向上で内部関係者が安心する可能性が高く」、後継問題に気を取られることなく会社の運営に注力できるようになると述べた。

原題:Wall Street Sees Goldman’s CEO Swap Going Smoothly With Solomon(抜粋)

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