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Photographer: Sarah Blesener/Bloomberg
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ゴールドマン:金利上昇は株式にリスク-リー氏は一部企業の恩恵指摘

  • 月40bpの利回り急上昇で株式市場は痛手免れず-ゴールドマン
  • フォードやGEの年金債務は金利上昇で減少の公算-リー氏
American flags fly as a pedestrian walks past the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.
Photographer: Sarah Blesener/Bloomberg

金利上昇は米株式市場の敵か。ゴールドマン・サックス・グループによると、利回りが急上昇した場合はとりわけ敵だという。一方、ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのトム・リー氏は株式市場に見えにくい恩恵が一部含まれると指摘する。

  リー氏によれば、大幅な年金積み立て不足の企業を考えれば、そう言える。世界的な金融危機以降、年金の大幅な積み立て不足が続いてきたのは、低利回りが年金債務の現在価値の上昇を意味することが一因だ。借り入れコストの上昇により、積み立て不足が縮小し、フォード・モーターやゼネラル・エレクトリック(GE)などの企業のバランスシートを下支えすると同氏は分析する。

  これとは対照的なのが、債券相場の水準訂正が株式に大きな脅威になるとの懸念。ゴールドマンは現在の利回りについて危険水準には程遠いものの、上昇ペースは注目に値するという。

  ゴールドマンが9日公表した分析結果によると、過去50年間に利回りが1カ月で急上昇した際、株価に下落傾向が見られた。同社は現状で約40ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の動きを急上昇と定義している。これは2月1日までの動きとほぼ同じで、その後の株安でS&P500種株価指数は2年ぶりに10%の調整を演じた。

Yield Impact

  デービッド・コスティン氏ら同社ストラテジストは「金利上昇スピードの方が金利水準よりも株式相場に差し迫ったリスクを突きつける」と指摘し、「変化が緩やかに起きたとしても、米国債利回りの水準もいずれは株式にとって問題になる」と述べた。

  ゴールドマンによると、10年債の利回りが4%を超えると、その水準に達する時間にかかわらず株価評価を低下させ始める。同社は利回りの緩やかな上昇しか見込まないとした上で、年末の水準を3.25%、2019年末は3.6%と予想した。

Companies with big pension liabilities

原題:Goldman Flags Rate Risk to Equities While Tom Lee Sees Benefit(抜粋)

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