コンテンツにスキップする
Photographer: Andrew Harrer
cojp

米国債利回り2.5%に低下も、貿易戦争懸念で-長期では弱気のUBS

  • トランプ大統領の関税で逃避需要の米国債買いを予想
  • 長期的には米国債に弱気、利回り3.75%見込む
A statue of Albert Gallatin stands outside the U.S. Department of the Treasury building stands in Washington, D.C., U.S.
Photographer: Andrew Harrer

世界の貿易を巡る緊張を受け、UBSアセット・マネジメントのケビン・ザオ氏は米国債に回帰しリスク資産を5年ぶり低水準に減らした。

  同氏は10年物米国債利回りが向こう3カ月に2.5%と現在の2.9%から低下すると見込んでいる。トランプ米大統領の鉄鋼・アルミニウム輸入関税が、安全資産と見なされる米国債の買いにつながると考えている。

  UBSアセットでソブリンと通貨、債券責任者を務める同氏は一方で、米国債に対する弱気の見方を捨てたわけではない。年内にはさらなる価格下落を予想している。

  「金融市場にとって最大のリスクは米引き締めでも中国の減速でもなく、米国が引き起こす貿易戦争だ」と同氏はロンドンでのインタビューで述べた。「市場は貿易を巡る緊張に対する備えをしていない」という。

Flight to Safety

  一方、同氏にとってこれは米国債に弱気の取引からの戦術的な撤退にすぎない。今年下期には米国債をショートするつもりで、成長とインフレ、金融当局の緩和縮小によって10年物利回りは最高3.75%に達するとみている。

  同氏は今年3回の利上げを予想し、当局が金融緩和を縮小しても米経済は持ちこたえると予想。ただ、トランプ大統領が大きな脅威だとして、「取引の大半は大統領の行動からの影響を避けることを基本にしている」と述べた。

What Keeps You Up at Night?

Investors view inflation and a central bank policy error as the biggest tail risks

Bank of America Merrill Lynch February fund manager survey

原題:Trade Threat Turns Winning Treasury Bear Into Bull at UBS Fund(抜粋)
Trade Threat Turns Winning Treasury Bear Into Tactical Bull (1)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE