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GKN、敵対的買収仕掛けたメルローズの最終案拒否-株主投票へ

更新日時
  • メルローズは最終案で買収提示額を約1兆2000億円に引き上げ
  • GKNの変革を継続しており、株主の支持を求める-ターナー会長

英部品メーカーのGKNは12日、英投資会社メルローズ・インダストリーズの買収提案をあらためて拒否した。メルローズは株主の支持取り付けを狙い、買収提示額を81億ポンド(約1兆2000億円)に引き上げたと同日発表していた。敵対的買収計画を巡る攻防の決着は株主投票に持ち越される。

  メルローズの資料によれば、同社は最終案としてGKNを1株当たり467ペンスと評価。これまでは430.1ペンスとしていた。これに対しGKNは、メルローズの最終案はGKNの価値を過小評価しており、航空宇宙と自動車部門を分離するGKNの計画を反映していないと発表文でコメントした。

  GKNはまた、メルローズは買収計画の有用性を誇張しており、GKNの事業分離計画は株主に1株当たり500ペンス余りを生み出すと説明。メルローズには部品事業における経験がないとも批判し、ビジネスモデルが短期的だと主張した。

  GKNのマイク・ターナー会長は発表文で、「GKNの変革を継続しており、株主の支持を求める。われわれにやり遂げる機会を与えてほしい」と訴えた。

  メルローズの買収案に対抗し、GKNは自動車部門を米デーナに61億ドル(約6500億円)相当の取引を通じ売却することで合意したと9日に発表。GKNの株主は29日までにメルローズの現金と株式を通じた買収案を受け入れるかどうか判断する必要がある。デーナへの事業売却も株主の承認を必要とするが、メルローズの提案が無効になるか撤回されるまで、株主に諮られることはない。   
  
原題:GKN Spurns Sweetened $11 Billion Offer From Hostile Melrose (1)、Melrose Raises Offer for GKN to $11.2 Billion to Sway Investors(抜粋)

(GKNの反応を追加して更新します.)
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