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コインチェック:きょうネム補償開始-流出後1カ月半、レート割れで

  • ビットコインなど他の6仮想通貨の出金・売却も順次再開へ
  • 1月下旬に580億円のネムが不正流出、被害者26万人に達する

仮想通貨交換業者のコインチェック(東京・渋谷)は不正流出した仮想通貨「NEM(ネム)」について、12日から日本円で返還すると発表した。事件発覚の1月26日から約1カ月半が経過し、ようやく被害者への補償が実現する。

  発表資料によると、ネムの補償金額は流出時点の保有数に88.549円を乗じた金額で、顧客のコインチェックのアカウント(口座)に同日中に反映される。顧客が指定した銀行口座などへの着金までには「時間をちょうだいする場合がある」としている。

  また、ビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、イーサリアムクラシック、リップル、ライトコインの6仮想通貨も同日から出金や売却が再開できる見込みという。

  今回の問題は顧客資金の管理体制の不備などから1月26日ごろに約580億円相当のネムが不正に流出。被害者は約26万人に達した。補償は実現したが、ネム相場の下落により算出基準は流出時の95円を下回る。補償総額は463億円となる。

  金融庁は1月29日と3月8日の2度にわたり行政処分を発令。2度目は経営体制の抜本的見直しや資金洗浄(マネーロンダリング)、テロ資金対策などへの対応を求めた。8日の会見で、和田晃一良社長は、辞任も含めて進退を検討する旨を明らかにしている。

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