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客室入ればワンタッチで飲み頃ワイン、高級ホテルの見逃せない新設備

ストレスの多いビジネス会議の後に宿泊先の部屋に入ってすぐ、夜のニュースを見ながらワインを一杯飲みたいとしよう。そこで問題はミニバーにあるばか高い安物のフルボトルを開けたくない場合だ。だがルームサービスを頼んでも、生ぬるいシャンパンを注いだグラスがラップをかけて45分後に届くだけだ。

  こんなよくあるジレンマについて多くのホテルが解決策を見いだしている。ワインサーバーの「プラム」だ。大型のエスプレッソマシンほどのサイズで、ワイン2本を完全な適温で数週間保存でき、ワンタッチでグラスに注ぐことができる。

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新設備の「プラム」

Source: La Confidante

  昨秋に家庭に「不可欠な」ワイン家電として1499ドル(約16万円)で発売された際、私は心を動かされなかった。ワインボトル1本を飲み終えるのに数日かかったり、自分でボトルを開けるのが嫌だったりする場合しか、この家電を保有する意味を成さないと考えたからだ。

  しかしここにきて、素晴らしい利用法が実現している。ホテルの宿泊客にとってプラムは、一杯ごとに支払いが必要だとしても神の恵みだ。タッチスクリーンはそのワインやテイスティングノート、ワイナリーのバーチャルツアーなど多くの情報を提供する。

  客室設備としてのプラムの可能性を初めて活用したホテルは、シリコンバレーにあるフォーシーズンズだ。総支配人のフロリアン・リーデル氏は、スイートルームにはプラムを備えており、2018年末までには全客室に設置すると話す。光沢あるステンレス製の箱形のプラムは、サイドボードの上にうまくフィットし、楽しみもたらしてくれることを考えればたいしたスペースは取らない。

  プラムの生みの親でテクノロジー業界の起業家デービッド・コレツ氏は、「帰宅してワンタッチでパーフェクトなグラスワインを飲みたいという自分自身の問題を解決するために最初考案した」が、ホテル宿泊の経験がもっとひどかったことに気づき、この市場に商機を見いだしたと話す。これまでに同氏は、マイアミのホテル、ラ・コンフィダンテやハイアット・アンバウンド・コレクションなど米国で12件近くの取引をまとめている。
  
  プラムはハイテクに通じた最新ホテルのトレンドにうまくフィットしているが、これまでのところ最大の問題は認知度だ。フォーシーズンズでチェックアウトする客にプラムでワインを試してみなかった理由について尋ねると、空気清浄機だと勘違いしていたとの回答があったという。

  宿泊客が部屋に入るときにワインを勧める音声アラート機能を搭載する必要があるかもしれない。

原題:Raise a Glass! Your Next Hotel Room Might Offer Up Wine On Tap(抜粋)

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