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3月9日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル軟調、加ドルなど資源国通貨が高い-円は全面安

  9日のニューヨーク外国為替市場ではドルがやや軟調。ドル指数は米雇用統計発表後の高値と日中安値との間で浮動した。米国とカナダで力強い経済データが発表され、商品相場が上昇した。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は、雇用統計発表後に0.2%高となった後、0.2%下げる場面もあった。主要10通貨ではノルウェー・クローネ、オーストラリア・ドル、カナダ・ドルといった資源国通貨が米ドルに対して最も上げた。一方で円は最大の値下がり。

  ドルは主要10通貨の過半数に対して下落。円は主要通貨全てに対して下げた。米国と北朝鮮が首脳会談の開催で合意したとの報道を受けてリスク選好が強まった。

  ニューヨーク時間午後4時38分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%安。円はドルに対して0.5%下げて1ドル=106円80銭。ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=1.2309ドル。

  2月の米雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比31万3000人増。伸びはブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値(20万5000人)を上回った。一方で平均時給は前年比、前月比ともに市場予想を下回った。

欧州時間の取引

  欧州時間にはドルが雇用統計を控えて堅調に推移。米朝首脳会談での合意を受けた米国債利回りの上昇に支えられた。一方で円は、欧州時間から主要10通貨全てに対して下落していた。
原題:Commodity Currencies Gain After Strong U.S., Canada Labor Data(抜粋)
Dollar Stabilizes Before NFP as Yen Slips on Trump-Kim Agreement

◎米国株・国債・商品:株が続伸、雇用統計で経済の先行きを楽観

  9日の米金融市場では株式が上昇、国債が下落した。2月の米雇用統計では、賃金増が抑制されながらも経済が好調を維持したことが示された。1月統計は急激な賃金増がインフレ懸念をあおる結果となっていた。

  • 米国株は大幅続伸、S&P500種は5週間ぶり高値
  • 米国債は反落、週明けの大量入札控え午後は小動き
  • NY原油は反発、堅調な米需要見通しで-株価につれ高
  • NY金は反発、米賃金を材料視-雇用増受け一時は下落

  S&P500種株価指数は2月1日以来の高値を付けた。週間では3.5%高。2月は非農業部門雇用者数が2016年半ば以来の大幅増となる一方、賃金の伸びは鈍化し、米金融当局が利上げペースを加速させるとの懸念が和らいだ。ハイテク株が相場上昇を主導し、ナスダック総合指数は過去最高値を更新した。10年債利回りは週間ベースで3週間ぶりの上昇となった。

  S&P500種株価指数は前日比1.7%上げて2786.57。ダウ工業株30種平均は440.53ドル(1.8%)高の25335.74ドル、ナスダック総合は1.8%高。ニューヨーク時間午後4時45分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.90%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は反発。米雇用者がほぼ2年ぶりの大幅増となり、米経済の強さが示唆されたことを好感した。この日は株価も上昇。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比1.88ドル(3.2%)高の1バレル=62.04ドルで終了。週間では1.3%上昇。ロンドンICEの北海ブレント5月限は前日比3%上げて65.49ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。米雇用者の急増に反応し一時は売られたものの、賃金の伸び減速が材料視されるにつれて下げを埋めた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.2%高の1オンス=1324ドルで終了した。週間では2月16日終了週以来の上昇。

  米雇用統計は株式投資家にとってゴルディロックス(適温)の環境を描く内容で、年内は漸進的に利上げを進める余地が金融当局にあることを示唆した。米国が前日正式発表した関税計画が懸念されていたほど強硬ではなく、貿易戦争への不安が後退したことに続き、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談に同意したのも、株式相場への追い風となった。

  米国債相場は午後に小動きとなり、長期ゾーンは雇用統計が発表された後の下げを維持した。大規模な米国債入札を週明けに控える中で、イールドカーブはスティープ化した。原油の上昇が株式相場の上昇を支え、米国債を圧迫した。
原題:U.S. Stocks Rise as Jobs Spur Optimism in Economy: Markets Wrap(抜粋)
USTs Bear Steepen After Jobs Report; Double Monday Auction Ahead(抜粋)
Oil Surges Along With Equities on Outlook for Strong U.S. Demand(抜粋)
Gold Rallies as Traders Eye U.S. Wages After Early Shock on Jobs(抜粋)

◎欧州債:周辺国債を中心に下落、来週の供給増加控え

  9日の欧州債相場は下落。来週の供給増加を前にして長期債を中心に売りがかさんだ。米雇用統計の発表を受けて米国債が下落したことも、午後の市場で下げを加速させた。

  来週は供給額が約260億ユーロへと増える見通しで、大半はフランスとイタリアが発行する。ただ、130億ユーロに上る償還が下支えする可能性。

  周辺国の長期債が下げを主導。スペインは15日に2040年7月償還債などの入札を実施する見込み。

  イタリア30年債もアンダーパフォーム。同国は13日に2047年償還債など合計87億5000万ユーロの大規模入札を予定。
原題:EGBs Decline Ahead of Heavy Supply; End of Day Curves,Spreads(抜粋)

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