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ユニバE:訴訟和解でウィンから約2800億円-株価はストップ安

  • ユニバEの岡田前会長は和解契約には含まれず
  • 岡田氏が今後どう議決権を行使するのかは不透明-松井証窪田氏

ユニバーサルエンターテインメントは9日、同社と子会社のアルゼUSA、同社前会長の岡田和生氏が米カジノ運営会社ウィン・リゾーツなどを相手取った米国での訴訟に関し、和解したと発表した。和解契約ではウィンが31日までに総額26億3200万ドル(2800億円)をユニバEグループに支払うこととしている。

  この訴訟はウィンが当時の筆頭株主のアルゼUSAが保有していた20%の株式を割安な価格で強制的に買い戻したのは違法などとして、2012年3月、ウィンや当時の会長だったスティーブ・ウィン氏などに対して米国で起こしたもの。ユニバEの発表によると、8日に締結された和解契約には岡田前会長は含まれていないという。

  この発表後に始まった9日の取引では、ユニバEの株価は寄りつきから前日比16%安の5250円とストップ安となり、そのまま午前の取引を終えた。

  松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは株価の急落について、「和解の金額が想定よりも小さかったというのが一番大きい」と指摘。「見方はいろいろあるが今回の金額よりも大きな金額が予想されていた」と話した。

  さらに、岡田氏が和解契約に含まれていない点については「金額が小さくて入らなかった可能性が高い」とみる。同社が今後株主総会で今回の決定について説明するときに、創業者の岡田氏が、今後「議決権を行使してユニバEの経営陣を支持していくかどうかが不透明」との考えを示した。

  ユニバEは多忙を理由にコメントを控えた。
  
  

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