中国:2月の消費者物価が加速、春節で-生産者物価は伸び鈍化

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  • 2月のCPIは2.9%上昇-伸び率は1月の約2倍に
  • CPIの押し上げ要因は一時的、今後は鈍化に転じる可能性-交通銀

中国の2月の生産者物価指数(PPI)は4カ月連続で伸びが鈍化する一方、消費者物価は上昇率が加速した。春節(旧正月)連休が影響した。

  国家統計局が9日発表した2月のPPIは前年同月比3.7%上昇。1月の伸び率は4.3%だった。ブルームバーグがまとめた市場予想は3.8%上昇。

  2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.9%上昇。1月の同1.5%上昇から伸びがほぼ2倍に拡大し、2013年以来の高水準となった。予想は2.5%上昇だった。中国では春節連休に合わせて故郷に帰り、家族や友人と会食する機会が増える。

  ブルームバーグのトム・オーリック氏らエコノミストはリポートで、「中国人民銀行(中央銀行)は周小川総裁の下であれ、その後継者の下であれ、高水準のレバレッジに伴うリスクを抑えようとする中でタカ派姿勢に傾いている」と指摘。「ただ、CPIの動きが主に食品絡みとなる中、インフレ指標自体は引き締めの根拠にならない」と分析した。

  交通銀行の劉学智アナリスト(上海在勤)は「春節期間の旺盛な需要と昨年のベースの著しい低さがCPIを押し上げた2大要因だ」と説明。「こうした要因は一時的であることから、CPIが向こう数カ月で鈍化に転じる可能性があり、全般のインフレ圧力はなお許容できる水準にある。PPIは緩やかな伸びを示す公算が大きく、マイナス圏に沈む可能性は低い」と述べた。

原題:China Factory Inflation Eases as Consumer Prices Jump on Holiday(抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加し更新します.)
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