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ソフトバンク、携帯子会社上場へ外債条件変更案

Pedestrians walk past a SoftBank Group Corp. store in Tokyo, Japan.

Pedestrians walk past a SoftBank Group Corp. store in Tokyo, Japan.

Photographer: Akio Kon/Bloomberg
Pedestrians walk past a SoftBank Group Corp. store in Tokyo, Japan.
Photographer: Akio Kon/Bloomberg

携帯子会社ソフトバンク(SB)の株式上場を準備しているソフトバンクグループ(SBG)は、一部外建て債の条件変更を投資家に提案。条件変更が受け入れられればSBによる親会社債務の連帯保証解除が容易になりSB上場に向けて前進する。

  SBGは15年発行の米ドル債とユーロ債の投資家に対して財務制限条項の変更と新債券への交換を7日に提案した。ムーディーズ・インベスターズ・サービスによると、15年発行債には子会社の親会社社債保証を解除する条件として投資適格級の格付け取得があったが、発行総額の過半数の賛同を得て条件変更が成立すれば修正される。SBGは投資家に見返りとして1%の同意手数料を払うとしており、これを受けて該当する社債は米ドル債(25年償還)が3ドル以上、ユーロ債(27年償還)は3ユーロ以上と大幅に上昇した。
  
  SBGは2月7日にSBの上場を準備していると発表した。ブルームバーグのデータによると、SBGの社債のうち333億6200万ドル相当に携帯子会社の保証が付いており、S&Pグローバル・レーティングや日本格付研究所(JCR)は、SBが上場する上で必要な独立性の確保を目的にSBG債務への連帯保証が解除される可能性が出るとの見方を示している。SBG国内社債への連帯保証は、銀行団からの借り入れへの連帯保証が解除されれば、解除が可能になると大和証券は指摘している。

  SMBC日興証券の原田賢太郎クレジットアナリストは、一部外債の条件変更が実現すれば、SB上場の「可能性が更に高まる」と8日付のリポートで記した。また、交換対象の外債価格の上昇について、同意手数料の支払いの可能性といった「短期的な要因を織り込みに行った」との見方を示した。

交換対象のソフトバンク債価格が上昇

  SBG広報担当の倉野充裕氏は、今回の外債の債券交換募集と子会社IPOの関連性についてコメントを控えた。SBGに対して、S&Pとムーディーズはそれぞれ「BB+」と「Ba1」の投機的級格付けを付与している。

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