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3月8日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、ECB総裁会見でユーロ下落-加ドル上昇

  8日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要通貨の大半に対して上昇。一方で、欧州中央銀行(ECB)総裁の会見を受けてユーロは下落した。

  カナダ・ドルとメキシコ・ペソは午後に上げに転じた。米国による金属関税の対象からカナダとメキシコが外れるとの一部報道に反応した。トランプ大統領は米東部時間午後、鉄鋼とアルミニウムに輸入関税を課す文書に署名した。

  ニューヨーク時間午後4時35分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%高。ドルは対円で0.1%上昇し1ドル=106円21銭。ユーロは対ドルで0.8%安の1ユーロ=1.2312ドル。一時0.9%安の1.2298ドルとなる場面があった。カナダ・ドルは米ドルに対して0.1%上昇し1米ドル=1.2903加ドル。

  ポンドは軟調で、0.6%安の1ポンド=1.3813ドル。英当局者らは、欧州連合(EU)離脱で年内の合意はないと予想しているとの一部報道が手掛かりとなった。

  ユーロはドラギECB総裁の発言前には1.2446ドルに上げる場面もあった。ECBはいわゆる緩和バイアスを削除した一方、ドラギ総裁は政策金利について、債券購入終了後も「相当期間」現行水準にとどまるとの見方を繰り返した。

欧州時間の取引

  欧州時間は薄商いの中でユーロが下落。ECBの政策決定やトランプ米大統領の金属関税発表を控えて取引は手控えられた。
原題:Dollar Rallies and Euro Drops After ECB; Loonie Gets Reprieve(抜粋)
Euro Slips in Thin Flows Before ECB Decision as Dollar Rebounds


◎米国株・国債・商品:株は上昇、関税正式発表-米雇用統計を警戒

  8日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は引け間際に荒い値動きとなった。トランプ米大統領は鉄鋼・アルミニウム輸入関税賦課計画を正式発表した。投資家は9日の米雇用統計発表にも意識を向けた。米国債は幅広い年限で上昇し、10年債利回りは低下した。

  • 米国株は上昇、S&P500が反発-大統領が関税発表、米雇用統計を待つ
  • 米国債は上昇、米関税15日以内に発効との報道で上げ幅縮小
  • NY原油は続落、3週間ぶり安値-供給増やドル上昇で
  • NY金は続落、米雇用統計を警戒-利上げペース加速の論拠強まるとの見方

  
  S&P500種は反発。ハイテク株の上昇が目立った。米市場の取引が終了する直前、トランプ大統領は鉄鋼・アルミニウム輸入関税を導入する文書に署名。カナダとメキシコへの適用を除外し、両国以外についても国家安全保障に基づき除外する可能性を残したことに、投資家は安心感を見いだした。

  S&P500種株価指数は前日比0.5%上げて2738.97。ダウ工業株30種平均は93.85ドル(0.4%)高の24895.21ドル。ニューヨーク時間午後4時30分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.86%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続落。3週間ぶりの安値となった。需要見通しは明るいものの、米国の供給増加やドルの上昇を背景に売りが膨らんだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比1.03ドル(1.7%)安の1バレル=60.12ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は73セント下げて63.61ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。9日発表の米雇用統計が利上げペース加速の論拠を強めるものになるとの観測が広がった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.4%安の1オンス=1321.70ドルで終了した。
  
  雇用統計の発表を控え、投資家は賃金上昇がもたらしかねないリスクの評価も進めた。

  米国債は朝方の上昇分を午後に縮小する展開。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁の記者会見中にドイツ国債が下げ幅を大きく縮小し、上げに転じたことが午前の米国債相場を支えた。10年債利回りは2.85%を割り込む場面があった。ただ午後には、関税が15日以内に発効の見込みだとする報道を受けて上げ幅を縮小した。
原題:Stocks, Bonds Rise as Trump Signs Off on Tariffs: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Edge Lower, Paring Gains; Early Flattening Unwinds(抜粋)
Oil Hits Three-Week Low Amid Heightened Supply, Dollar Strength(抜粋)
PRECIOUS: Gold Drops as Jobs Data and Fed View Eclipse Tariffs(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債上げに転じる、ECBがインフレ予想下方修正

  8日の欧州債市場ではドイツ債が上昇。ECBがフォワードガイダンスから、必要ならば債券購入の規模を拡大するとの文言を削除したことを受けて一時下落したが、2019年のインフレ予想を下方修正したことが明らかになると上昇に転じた。周辺国債はアウトパフォーム。短期金融市場では19年4-6月までに10ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利上げを織り込んでいる。

  ドイツ10年債利回りは2bp低下の0.63%。ECBの発表後、利回りは一時0.7%に達する場面もあった。

  ECBは2019年のユーロ圏インフレ率を1.4%と見込み、前回予想の1.5%から下方修正。18年と20年の予想は据え置いた。

  イタリア10年債は他の国債を上回る上昇。反移民政党「同盟」が多数派形成に向け与党・民主党の議員に接触していると伝わった。
原題:Bunds Reverse Losses After Draghi; End of Day Curves,Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・米国債・商品を更新します.)
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