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トルコ・リラの安定は続かず、金利が低過ぎ景気が過熱-ゴールドマン

  • 効果的な金融政策が阻害されているとムーディーズも指摘-格下げ
  • 「市場から通貨へのある程度の圧力」がかからないと中銀は動けず

トルコ・リラは今年、極めて安定しているように見えるが、これは続かないと、ゴールドマン・サックス・グループが予想した。

  マーク・オゼロフ氏らアナリストはリポートで、トルコの政策金利は経常赤字拡大に歯止めをかけインフレを抑制するには低過ぎると指摘。しかし利上げによって成長が減速することを政府が望まないため、中央銀行が動くには「市場から通貨へのある程度の圧力」が必要だろうと記述した。ムーディーズ・インベスターズ・サービスも効果的な金融政策が阻害されていることを指摘し、7日にトルコの格付けを引き下げた。

  名目利回りの高さを支援材料に、リラは今年これまでのところ安定している。対ドルでの下落は0.5%にとどまる。しかし、インフレが通貨の購買力をそぎ2桁台の成長で経常赤字が国内総生産(GDP)の6%に達する中で、高利回りの優位は弱まりリラがアンダーパフォームするだろうとゴールドマンは予想している。

  オゼロフ氏は「トルコは2桁台のインフレと対外収支悪化という典型的な景気過熱の兆候を示し続けている」と指摘した。昨年12月時点で1年後のリラ相場予想は1ドル=3.90リラとしていた。ロンドン時間午前9時25分現在は3.8179リラ。

  ムーディーズは7日、トルコの格付けを「Ba2」に引き下げた。投資適格級からさらに遠ざかった。中銀は同日、政策金利を全て据え置いた。今週発表された2月のインフレ率は中銀目標の2倍以上で10%を超えている。

Growing Again

Turkey's current-account deficit widened to a more than three-year high in December

Source: Central Bank of the Republic of Turkey

原題:Goldman Warns on Lira as External Balance Is ‘Flashing Red’ (1)(抜粋)

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