コンテンツにスキップする

標的にウォルマートやナイキのサプライヤーも-米国の関税賦課方針で

  • トランプ政権、中国製造業者に打撃与える輸入関税を検討
  • 米販売の靴98%、衣類の97%が輸入品-AAFA

トランプ政権が議論する新たな輸入関税は、ウォルマートナイキなどの米企業に商品や素材を供給する中国の大手製造業者も標的に含まれている。

  米国が輸入する中国製のモノの額は年間およそ4500億ドル(約47兆5500億円)。トランプ政権は靴や衣類、家電製品などさまざまな物品への関税賦課を検討しており、裕元工業(集団)リー・アンド・フォン(利豊)などの企業への影響が必至とみられる。貿易戦争の被害を被るのは中国企業ばかりではなく、これら企業がサプライヤーとして密接な関係を持つ米国のブランドにも余波が及ぶ公算が大きい。

  広東省の工場でホーム・デポやロウズ向けにガラス製ランプシェードを生産するエリック・リー氏は、「一番の心配は貿易戦争だ」と話した。「あらゆるものは犠牲を伴うことを、トランプ大統領が理解してほしい。米国も中国や世界に売りたい物があるはずだ。大統領は行き着く末を考えるべきだ」と続けた。

Feeling the Heat

Chinese and Hong Kong-based companies potentially at risk from Trump's tariffs

Source: company statements, Bloomberg

Note: Revenue from U.S. from latest full-year accounts; *Samsonite is listed in Hong Kong; **Lenovo figure refers to North America sales

  多くの中国メーカーは世界的なサプライチェーンの一部を担う。小売業者向けに衣類や玩具を供給する利豊は、顧客にウォルマートやメーシーズを抱える。裕元工業はナイキやアンダーアーマーと取引する。

  ブルームバーグのデータによると、裕元工業は売上高の約25%を米国で稼ぎ、利豊はその比率が約3分の2に及ぶ。米国アパレル・フットウェア協会(AAFA)は、米国で販売される靴の約98%、衣類の97%が輸入品だとしている。その多くは中国製だ。

  アップルなど中国で製品を組み立てる企業も、利益を損なう可能性がある。ドイツ銀行のアナリストは、最も大きな影響を受けそうな企業の一つとしてゼネラル・エレクトリック(GE)を挙げている。

原題:Walmart, Nike Suppliers Put on Notice by China Tariff Threat (2)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE