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【米国株・国債・商品】S&P500小幅安、貿易懸念後退で下げ縮小

更新日時
  • ハセット米CEA委員長、貿易政策の決着はこれからと示唆
  • ダウ平均を構成する多国籍企業が下げ、内需主導株は買われる
Pedestrians walk along Wall Street near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

Pedestrians walk along Wall Street near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
Pedestrians walk along Wall Street near the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

7日の米株式市場ではS&P500種株価指数が小幅安。トランプ米大統領の輸入関税案に関連し、米政権関係者が近隣諸国に最も大きな痛手が及ぶ事態が回避される可能性を残したことを受け、早い時間の大幅安から持ち直した。一方、米国債は上げをほぼ消した。

  • 米国株はS&P500が小幅安、米当局者の貿易関連発言で下げ幅縮小
  • 米国債は上げを消す、10年債利回りは2.88%
  • NY原油は下落、3週間ぶり大幅安-株価下落や米生産増で
  • NY金は反落、ドル上昇で-ADP統計堅調で利上げペース加速懸念

  薄商いの中、S&P500種株価指数は4日ぶりの下落。一時の1%安から下げ幅を大きく縮小した。自由貿易論者であるコーン国家経済会議(NEC)委員長の辞任で動揺を見せていた投資家は、貿易政策がまだまとまっていないことを示唆するハセット大統領経済諮問委員会(CEA)委員長の発言に安心感を抱いた。

  S&P500種株価指数は前日比0.1%下げて2726.80。ダウ工業株30種平均は82.76ドル(0.3%)安の24801.36ドル。ニューヨーク時間午後4時35分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.88%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は下落。約3週間ぶりの大幅安となった。株価の下落やドルの上昇が売り材料になったほか、米エネルギー情報局(EIA)の統計で米在庫と生産の増加が示されたことも重し。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前日比1.45ドル(2.3%)安の1バレル=61.15ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は1.45ドル下げて64.34ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。ドルの上昇が背景。2月の米ADP民間雇用者数が市場予想を上回る伸びとなったことから、利上げペース加速への警戒も強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前日比0.6%安の1オンス=1327.60ドルで終了した。

Tariff Trade

  この日も貿易懸念が根強く、ダウ平均を構成する多国籍企業の下げが目立つ一方、内需主導の小型株は買われた。

  インデペンデント・アドバイザー・アライアンスのクリス・ザッカレリ最高投資責任者(CIO)は「市場は様子見を決めているのだと思う。だが、関税の導入が明確となればより顕著な株の売り浴びせがあると見ている」とした上で、「諸外国が報復措置を打ち出し、これがどこまで続くのかと人々が気をもみ始めたなら、その時はより市場への影響が大きくなるだろう」と述べた。

  米国債相場は値動きの荒い展開を経て、前日並みの水準で終えた。遅い時間では米国株の下げ幅縮小を受け、徐々に上げを消した。5年債と30年債の利回り差は拡大、イールドカーブがスティープ化した。

原題:U.S. Stocks End Mixed as Trade War Concerns Ease: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Fade Late, Despite Support From Flood of Block Trades(抜粋)
Oil Drops Most in Three Weeks Amid Falling Equities, Output Jump(抜粋)
Metals Decline on Fears of ‘Nasty Tiff’ Between Top Economies(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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