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雨宮日銀理事:政策のサプライズ効果は長続きせず、丁寧な対話が基本

  • 時と場合によっては断固とした措置、市場の急激な変化に対応
  • 黒田氏ら4総裁に仕える、デフレとの戦いの最前線に20年

日本銀行の副総裁候補、雨宮正佳理事は7日、参院議院運営委員会の所信聴取と質疑で、市場の驚きを狙った政策は効果が長続きせず、丁寧な対話により政策意図を理解してもらうことが基本との見解を示した。

  雨宮氏は「サプライズで生じた政策効果は恐らく長続きしない」と言明。市場に「日銀の政策意図をきちんと伝え、理解してもらうことが基本」と語った。また「少なくとも私は、何かサプライズ狙いで政策を作ったことはない」と述べた。 

  一方、経済や市場の急激な変化に対応するため「時と場合によっては断固とした措置を取らなければならない」との見方も示した。

  黒田東彦総裁が2013年4月に異次元緩和を導入して以降、14年10月の追加緩和、16年1月のマイナス金利導入など、市場の意表を突く政策が繰り返された。雨宮氏は理事として、政策の企画・立案を担ってきた。

  雨宮氏は日銀での経歴を振り返り、企画担当として20年間、「デフレとの戦いの最前線に身を置いてきた」と説明。副総裁に任命された場合は「経験と知見をフルに生かし、物価目標の達成を優先して議論を行っていきたい」と抱負を述べた。

  仕えた速水優、福井俊彦、白川方明、黒田の歴代総裁については、全員が物価の安定の実現に「共通して強い使命を持っていた」と振り返った。ただデフレ脱却は「残念ながら達成できていない」と述べた。

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