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習主席は政府機構を全面見直し、共産党への集権化目指す

  • 開会中の全人代で追認され、詳細は17日までに公表される見通し
  • 党組織が政府機関を完全に飲み込むケースも

中国の習近平国家主席は政府の大規模な機構改革に踏み切り、共産党に金融サービスから製造業、娯楽を全面的に管理するより強い権限を与える準備を進めている。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

  情報が公になっていないとして匿名を条件に話した関係者によると、今回の見直しは2月28日に共産党が承認した党の指導体制強化案の一環。開会中の全国人民代表大会(全人代)でこの方針が追認され、詳細は今月17日までに公表される見通し。

The Opening of the First Session of the 13th National People's Congress

5日開幕した全人代に出席する習近平国家主席

写真家:Qilai Shen / Bloomberg

  共産党指導部は各省庁が年内に再編を終えると見込んでいると関係者は述べた。一部のケースでは党組織が政府機関を完全に飲み込む可能性もあるという。

  今回の動きは政府の主要機能を巡る共産党の管理を強化し、約14億人の人口を抱える中国の中央集権化をさらに進めるものとなる。毛沢東氏による党主導の政治的な動きが食料不足や流血の事態を招いたとして、鄧小平氏が政府の専門化を目指して改革を主導した1980年代以降、これは最も決定的な方向転換だ。

  ブルームバーグは今年1月、事情に詳しい関係者の話として中国銀行業監督管理委員会(銀監会)と保険監督管理委員会(保監会)の統合計画を報じた。関係者によれば、共産党が一部の政府機関を吸収することも見込まれている。例えば、新聞やハリウッド映画を監督する国家新聞出版広電総局と党宣伝部の合併が想定されているという。

  国務院新聞弁公室に質問したが、全人代の報道担当部署が対応すると回答。同部署の担当者にも質問したが、今のところ返答を控えた。

原題:China’s Xi Readies Sweeping Government Overhaul to Empower Party(抜粋)

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