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中国のGDP、ユーロ圏を今年上回る公算-「アジアの世紀」鮮明に

  • 中国の成長率はユーロ圏19カ国全体の約3倍
  • アジアはGDP規模で16年に米州をすでに追い抜いている

中国の国内総生産(GDP)が今年、ユーロ圏全体の経済規模を上回る見込みで、「アジアの世紀」の到来をあらためて示す象徴的な出来事となりそうだ。

  ブルームバーグの集計データによれば、2018年の中国GDPは約13兆2000億ドル(約1396兆円)と、単一通貨ユーロを導入した欧州19カ国のGDPの合計12兆8000億ドルを上回ると予想される。17年はユーロ圏が中国を辛うじて上回ったが、その差は2000億ドル足らずだった。  

Seeing Red

China is set to overtake the entire Euro area economy in 2018

Sources: Bloomberg, World Bank, International Monetary Fund

Notes: Charts nominal GDP levels; 2017, 2018 Bloomberg survey medians used where official data unavailable as of Feb. 26, 2018. IMF GDP deflators used to convert from real levels.

  スタンダードチャータード銀行のグローバル・チーフエコノミスト、デービッド・マン氏(シンガポール在勤)は、中国が欧州を「追い抜き、そして上回り続けるだろう。経済システムの機能や制度的インフラ、教育、ハード面のインフラの全てがアジアに有利に働いている」と指摘した。

  ブルームバーグのデータによると、日本やインドを含むアジア全体のGDPはすでに米国を含む米州を16年時点で上回っている。

中欧国際工商学院の許斌教授が中国経済について解説

(出所:Bloomberg)

  マン氏は、中国が20年ごろまで少なくとも6%成長を維持し、20年代は5-5.5%の成長を続けると予想する一方で、今後数十年のユーロ圏成長率が2%を大きく上回ると想定するのは難しいとみている。

備考:ブルームバーグは今年の予測で名目GDPを比較。17年については、入手可能な場合は公式統計を用いた。17年の公式統計が利用できない場合と、18年の予測については、ブルームバーグ調査の予想値を使った。実質GDPの名目への変換は国際通貨基金(IMF)のGDPデフレーター推計に基づく。    

原題:China’s Economy Is Set to Overtake Combined Euro Area This Year(抜粋)

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