英国、サッカーW杯のボイコットを示唆-毒盛り疑惑の制裁で

  • イングランド代表「通常通りの参加は想像しがたい」-外相
  • ロシアは「悪質で破壊的」、制裁強化も検討へ-ジョンソン外相
Sergei Skripal during a court hearing in Moscow in 2006. Photographer: TASS/TASS

ロシア人反政府活動家が英国で毒を盛られた疑いが浮上したことを受け、ジョンソン英外相はロシア政府の関与が明らかになれば制裁の強化を検討すると述べた。今年夏にロシアで開催されるサッカー・ワールドカップ(W杯)への参加をボイコットする可能性にも言及した。

  ジョンソン外相は英下院で、重体となっているロシア人セルゲイ・スクリパル氏に関する質問に対し、ロシアは「悪質で破壊的な勢力」だと非難。スクリパル氏は英国のためにロシアでスパイ活動を行ったとしてロシアで有罪判決を受けており、4日に英西部のソールズベリーでベンチに倒れているところを発見された。

下院で話すジョンソン外相

出所:ブルームバーグ

  ジョンソン氏は「国家の責任を示す証拠が浮上すれば、英国政府は適切かつ強い対応に出る」と述べ、「既存の制裁枠組みや、導入可能なその他の措置をいま一度検討せざるを得なくなる可能性が極めて高い」と続けた。

  導入可能な措置の一つにW杯へのイングランド参加を見直すことを挙げ、「英国の代表が通常通り参加すると想像するのは、極めて難しいだろう」と語った。

  一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は記者団に対し、ロシア政府は事件の捜査に協力する用意があると発言。「事件は悲劇的だが、発生に至った原因やスクリパル氏が何をしていたかについて、われわれには情報がない」と述べた。

原題:U.K. Threatens World Cup Boycott in Russian Spy Poisoning Probe(抜粋)

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