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きょうの国内市況(3月6日):株式、債券、為替市場

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●日本株5日ぶり反発、米保護主義の過度な警戒後退-輸出中心広く上げ

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  東京株式相場は5営業日ぶりに反発。米国の通商政策が保護主義化するとの過度な警戒感が薄れ、為替の円安推移も好感された。電機や機械、精密機器など輸出株、化学など素材株、石油株中心に東証1部33業種中、31業種が高い。

  TOPIXの終値は前日比21.51ポイント(1.3%)高の1716.30、日経平均株価は375円67銭(1.8%)高の2万1417円76銭。日経平均の上昇率は2月19日(2%)以来で、年初来では大発会1月4日(3.3%)を含め3番目の大きさ。

  三菱UFJ国際投信・戦略運用部の石金淳チーフストラテジストは、「米国が輸入物価の上昇を招く関税引き上げに本気で取り組むとは考えにくく、鉄鋼などの輸入関税導入の話題やそれに伴う今回の株価急落はポジション整理をうまく促してくれた」と言う。リーマン・ショックなど特別に大きな材料で株価が崩れた場合を除けば、過去の株価急落から底入れまでの期間は30営業日前後であり、「遅くとも今月末くらいまでには調整は終わる」との見方を示した。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、その他製品、精密機器、化学、電気・ガス、鉱業、倉庫・運輸、機械など31業種が上昇。下落は空運、パルプ・紙の2業種。売買代金上位では、新中期経営計画を前日に公表した資生堂、米国での肺線維症治療薬の治験開始をみずほ証券が評価した日東電工、モルガン・スタンレーMUFG証券が投資判断を上げたTDKが高い。海外原油市況の上昇と三菱UFJモルガン・スタンレー証券がトップピックとしたJXTGホールディングスも上げた。半面、クレディ・スイス証券が投資判断を弱気に下げた大東建託は安い。

  東証1部の売買高は12億8881万株、売買代金は2兆5176億円。値上がり銘柄数は1789、値下がりは237だった。

●債券下落、リスク回避の巻き戻しで売り圧力-30年入札は順調との見方

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  債券相場は下落。米国市場の保護貿易姿勢を巡るリスク回避の動きが巻き戻された流れを引き継ぎ、売り圧力が掛かった。一方、この日に実施された30年債入札は順調な結果となり、超長期ゾーンの下落は限定的だった。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比7銭安の151円02銭で取引を開始。いったん151円08銭まで下げ幅を縮小したが上値は重く、午後には一時150円98銭まで下落した。結局、10銭安の150円99銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、「米国時間からリスクセンチメントが持ち直し、きょうは日経平均株価も大きく上昇している。債券市場では高値警戒感の中で調整売りが優勢になった」と指摘。半面、「30年債入札が順調な結果だったことで、超長期債の下値はしっかりしている」と言う。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の350回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.045%で寄り付き、午後には0.05%に売られた。

  財務省がこの日実施した30年利付国債入札の結果は、最低落札価格が101円15銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の101円10銭を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は4.24倍と、4.27倍だった前回並み。一方、小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は6銭と、前回の5銭を上回った。

●ドル106円台前半、トランプ保護貿易への懸念後退-一時3日ぶり高値

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=106円台前半で推移。トランプ米大統領の保護主義的な通商政策を巡り一気に強まった各国との貿易戦争に対する懸念が後退し、リスク回避のための円買い圧力が和らいだ。

  午後3時52分現在のドル・円は前日比0.1%高の106円26銭。前日の海外市場ではライアン米下院議長がトランプ大統領の関税導入計画に反対表明したことを受け、ドル買い・円売りが進行。東京市場もこの流れを引き継いで始まり、一時は106円46銭と3営業日ぶりの水準までドル高・円安が進んだ。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジストは、「各国首脳が理性を欠いた、共倒れになるような貿易戦争をやる気はないんだという雰囲気になったことで、過剰反応がいったん落ち着いた」と指摘。「ドル・円はいったん105円前半で止まった感はある」とし、「トランプ大統領が保護主義的な話を蒸し返す局面ではまた円高ショックが来るだろうが、本格的な世界景気失速、リスクオフの雪崩現象のようなところまで行かないだろう」と話した。

  ユーロ・円相場は一時1ユーロ=131円55銭と1週間ぶりのユーロ高・円安水準を付けた。ただ、午後にかけては円売りも一服し、クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)も伸び悩む展開となった。

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