豪中銀:金利据え置き-豪ドル安で成長率やインフレ率押し上げも

更新日時
  • 豪中銀の決定、市場やエコノミストの予想通り
  • 賃金の伸びが引き続き鍵とハンター氏、19年まで利上げは予想せず

オーストラリア準備銀行(中央銀行)は6日、主要政策金利の据え置きを決めた。政策正常化を進める他国・地域の中銀との相違が一段と大きくなることで豪ドル安を招き、豪州の成長率やインフレ率の押し上げを支援する可能性がある。

  ロウ総裁率いる豪中銀はオフィシャル・キャッシュレートの誘導目標を過去最低の1.5%に据え置いた。市場やエコノミストの予想に沿った形。当局者は採用ブームを一段と息の長いものとし、労働市場の余剰を吸収して賃金の伸び加速につなげたい考えだ。

  ロウ総裁は声明で、「賃金の伸び率は底を打ったようだ」と指摘。「労働コストの低い伸びと小売業界の激しい競争を反映してインフレは当面低水準にとどまる公算が大きいが、景気拡大に伴い緩やかな加速が見込まれる」との認識を示した。多少の進展が見られるとの考えを示唆した形だ。

  豪ドルはシドニー時間午後3時5分(日本時間同1時5分)時点で、1豪ドル=0.7782 米ドルと、豪中銀の声明発表後はほぼ変わらず。

  BISオックスフォード・エコノミクスの豪州マクロ経済責任者、サラ・ハンター氏は「最終的にインフレ押し上げ要因となる賃金の伸びが引き続き鍵だが、依然芳しくない状態で、実質賃金は過去1年にわたって低迷している」と説明。「2019年まで利上げは予想しておらず、あるとすれば同年後半の可能性が高い」と予想した。

原題:Australia Holds Key Rate as Divergence Weighs on Currency (1)(抜粋)

(3段落目以降で声明内容やコメントを追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE