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クオールズFRB副議長:ボルカー・ルールに「重要な変更」実施

更新日時
  • ボルカー・ルールは複雑過ぎる上に順守が困難-副議長
  • 米国で活動する外銀を対象にする規則のさらなる調整を当局は検討

米連邦準備制度理事会(FRB)のクオールズ銀行監督担当副議長は、米金融監督当局がボルカー・ルールに「重要な変更」を加えるため迅速に取り組んでいると明らかにした。

  副議長は5日、ワシントンで開かれた外国銀行家協会(IIB)の会議で、「ボルカー・ルールが含まれる規制は複雑な規制の一例で、うまく機能していない」と述べた。

  ボルカー・ルールは、銀行の自己勘定取引禁止を通じたリスクテークの低減を目的として金融規制改革法(ドッド・フランク法)に盛り込まれた。経済成長促進に向け金融規制緩和を目指すトランプ政権は同ルールの改正を最優先課題としている。

  財務省は昨年、金融業界の規制改正の道筋に関する一連のリポートでボルカー・ルール改正を提言。同ルールを管轄する5つの当局はそれ以降、責任者を含め改正案策定の協議を進めてきた。

  クオールズ副議長はボルカー・ルールについて、複雑過ぎる上に順守が困難だと指摘し、金融当局はマーケットメークの定義の簡略化に特に注意を払っていると説明。また、金融当局は銀行に対し、顧客が取引を望むと見込む証券を蓄える裁量を与えることを検討していると述べた。

  同副議長は会議室に詰めかけた外銀関係者に対し、米国で活動する外銀を対象にする「われわれの規則のさらなる調整と弾力性拡大」を当局は検討していると述べ、外銀による外国ファンドの投資を制限するボルカー・ルールの緩和も含み得ると説明した。
  

原題:Volcker Rule Will Undergo ‘Material Changes,’ Quarles Says (1)(抜粋)

(副議長の発言内容を追加して更新します.)
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