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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg
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米国株が上昇、貿易戦争懸念が後退

更新日時
  • ライアン米下院議長が輸入関税に反対表明、大統領に計画撤回求める
  • 国債下落、10年債利回り2.88%に-英国債下落や株高で
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, March 5, 2018. U.S. stocks turned higher and Treasuries erased gains as investors speculated that President Donald Trump's tough tariff talk won't translate into the most severe protectionist policies.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

5日の米国市場では株式がドルと共に上昇し、米国債が下落した。トランプ米大統領が貿易を巡り強硬な発言をしているものの、それが極端な保護主義政策につながることはないとの観測を後押しする材料が増えた。

  • 米国株は上昇、大型株が買われダウ平均が300ポイント超の上げ
  • 米国債は下落、10年債利回り2.88%に上昇
  • NY原油は続伸、2週間ぶり大幅高-クッシングの在庫減少との見方
  • NY金は反落、ボラティリティーは1年ぶり高水準-関税問題で不安増幅

  前週末にかけて売りが集中した大型株が、この日は上げを主導する中、ダウ工業株30種平均は300ポイント余りの値上がり。一方、内需主導の小型株は出遅れた。S&P500種株価指数は続伸。ライアン米下院議長がトランプ大統領に鉄鋼・アルミ輸入関税計画の再考を促したことから、貿易戦争への懸念が和らいだ。ブリッジウォーター・アソシエーツのレイ・ダリオ氏が、貿易戦争を示唆する行為は「政治ショー」にすぎないと述べたことも材料視された。ただトランプ大統領は、計画を取り下げる意向はないと明言した。

  S&P500種株価指数は前営業日比1.1%高の2720.94。ダウ工業株30種平均は336.70ドル(1.4%)高の24874.76ドル。ニューヨーク時間午後4時35分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.88%。

  ニューヨーク原油先物市場のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は続伸。約2週間ぶりの大幅高となった。データ提供会社ジェンスケープはオクラホマ州クッシングでの在庫が先週減少したと発表する見通しだと、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は前週末比1.32ドル(2.2%)高の1バレル=62.57ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は前日比1.17ドル上げて65.54ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。金価格のボラティリティーを示す指標は約1年ぶりの高水準となった。先週米国が発表した金属関税案など、トレーダーらは一連の経済・政治ニュースを消化している。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は前週末比0.3%安の1オンス=1319.90ドルで終了した。

Shrugging It Off

    
  欧州では、ドイツの社会民主党(SPD)が党員投票でメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立に加わることを決定した。4日投開票のイタリア総選挙でポピュリスト政党が躍進したことから、イタリア株と債券が大幅安となった。

  米国債は午前から下落。ロンドン市場の遅い時間で英国債売りが加速したことと、株式が日中を通じて堅調に推移したことが背景となった。

原題:Stocks Rise on Speculation Trade Threat Is Easing: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Weaken as Trade-War Risk Seen Fading; Gilts Drop(抜粋)
Oil Gains Most in Two Weeks as Storage in Key Hub Seen Shrinking(抜粋)
PRECIOUS: Gold Volatility at 1-Year High as Tariffs Add to Angst(抜粋)

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