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中南米のゴールドラッシュを確信、富生む方程式つかんだ中国勢

  • メキシコで首位の新アプリ、深圳を拠点とする唐欣氏のチームが開発
  • 中国ベンチャーキャピタルの中南米投資、10億ドルに急増-プレキン

中国人起業家の唐欣氏は2年前、メキシコに足を踏み入れようとは決して思わなかったし、一言もスペイン語を話せなかった。唐氏の語学力はその後あまり進歩していないが、同氏が手掛けた「ノティシアス・アギーラ」はメキシコで最もホットなアプリの1つとなった。

  アプリ市場データを提供するアップアニーによると、英語に訳せば「ニュース・イーグル」という名のこのニュースアプリのユーザー数は現時点で2000万人。昨年終盤にグーグルプレイのメキシコ版でニュースアプリ首位となった。唐氏と開発チームは引き続き中国テクノロジー産業の中心地である深圳に本拠を置いている。

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唐欣氏

出典:Noticias Aguila

  唐氏(40)はテンセント・ホールディングス(騰訊)から独立。こうしたテクノロジー開発の中国新興勢力と投資家の一部は、中南米とそこに住む6億人を超える人々がテクノロジー業界に次のゴールドラッシュをもたらすと信じている。中国本土の裕福なベンチャーキャピタリストと自国での成功に支えられ、唐氏らは中国で磨かれた収益性を急速に高める方程式を海外市場で展開している。

  プレキンの集計データでは、中国のベンチャーキャピタルによる中南米への投資額は2017年初め以来、10億ドル(約1060億円)に急増。15年は3000万ドルほどにすぎなかった。

  唐氏は「かつて中国は海外勢を模倣していた。だが今は軌道に乗ったビジネスモデルをコピーし、これを輸出することで好機が増えている」と指摘。「中国国内での競争は非常に激しく、中小企業は別の市場でチャンスを探る方が理にかなっていると感じている」と語った。

原題:Chinese Startups Export Playbook to Latin America For New Riches(抜粋)

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