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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
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ドル上昇、貿易戦争の懸念が後退-106円台前半に

更新日時
  • ライアン下院議長の関税反対表明で貿易戦争懸念が和らぐ
  • ドルは主要10通貨の過半に対して上昇、円と加ドルの下げきつい
A 2017 50 subject uncut sheet of $1 dollar notes bearing the name of U.S. Treasury Secretary Steven Mnuchin sits on display at the U.S. Bureau of Engraving and Printing in Washington, D.C., U.S., on Wednesday, Nov. 15, 2017.
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

5日のニューヨーク外国為替市場ではドルが上昇。ライアン米下院議長が鉄鋼・アルミニウム輸入に関税を賦課する計画に反対を表明し、この計画を進めないようホワイトハウスに強く求めていると述べたことから、貿易戦争の懸念が後退した。ドルは主要10通貨の過半数に対して上昇。円とカナダ・ドルは対米ドルで大きく下げた。

  主要10通貨のうち対米ドルで最も下げたのはカナダ・ドル。日中を通じて売られる展開となり、米ドルは対加ドルで昨年7月以来の高値を付けた。トランプ大統領はツイッターで、カナダは米国の農家への対応を改善する必要があると指摘。それが加ドルには重しとなった。

  ドルは対円で一時下げていたが、上昇に転じた。ライアン議長が公にトランプ大統領への反対姿勢を示したことも手掛かりに、円に対する逃避需要が後退した。

  ニューヨーク時間午後4時35分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前週末比0.1%高。ドルは対円で0.4%上昇し1ドル=106円17銭。加ドルに対しては0.9%上昇し、1米ドル=1.2996加ドル。ユーロは対ドルで0.2%上げて1ユーロ=1.2335ドル。

  ユーロは2日の終値1.2317ドル付近で推移。イタリア総選挙では、どの党も単独で政権を構成できないハングパーラメントの見通しとなった。一方ドイツでは、メルケル首相の第4次政権発足に道が開かれた。

欧州時間の動き

  ドイツの社会民主党(SPD)が党員投票で、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)との連立に加わると決定したことを受け、ユーロはアジア時間に上昇。その後、イタリア総選挙でユーロ懐疑派の「五つ星運動」と反移民の「同盟」が票を伸ばしたとの予測が示されると、ユーロは一時下げに転じる場面もあった。その後は米貿易政策が市場のテーマの中心となり、ユーロは狭いレンジで推移した。

原題:Dollar Rises Amid Loonie Slump; Yen Falls as Trade Fears Recede(抜粋)
Euro Whipsaws on Politics as Yen Gains Amid Trade War Concerns

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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