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スパイでなくとも米国民は守れる-保険通じ退職後の保障目指す起業家

  • ラザード時代には破綻したGM巡り財務省に助言したケリー氏
  • 生きている限りお金困らないよう保証する退職年金プラン構築
A customer uses a credit card terminal to complete a purchase at a Wal-Mart Stores Inc. location in Burbank, California, U.S., on Thursday, Nov. 16, 2017. Black Friday, the day after Thanksgiving, marks the traditional start to the U.S. holiday shopping season.
A customer uses a credit card terminal to complete a purchase at a Wal-Mart Stores Inc. location in Burbank, California, U.S., on Thursday, Nov. 16, 2017. Black Friday, the day after Thanksgiving, marks the traditional start to the U.S. holiday shopping season. Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg
A customer uses a credit card terminal to complete a purchase at a Wal-Mart Stores Inc. location in Burbank, California, U.S., on Thursday, Nov. 16, 2017. Black Friday, the day after Thanksgiving, marks the traditional start to the U.S. holiday shopping season.
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

米中央情報局(CIA)で働きたいと考えていたマット・ケリー氏はペンシルベニア大学でアラビア語を学んだ。だがその11年後、同氏は新しいタイプの年金保険を販売する新興企業を経営している。

  国務省で夏の間だけ働いたが、公務員という仕事は最初に考えていたほどエキサイティングではなかったと感じたケリー氏は、ウォール街を目指した。資金運用など助言するラザードに勤め、そこで関心を持ったのが国民生活の安全・安心だ。とはいえ、スパイ活動を通じた安全保障ではなく、退職後の生活保障だ。より正確に言えば米国にそれが欠けていることが気になった。

  ラザード時代、ケリー氏は破産法適用申請後のゼネラル・モーターズ(GM)を巡り財務省に助言。その後、同氏は財務省で仕事を得て、オバマ政権の年金政策立案に深く関わったマーク・イワリー氏と知り合い、その彼が新しいビジネスのアイデアを与えてくれた。

  ケリー氏は両親の退職後の生活設計について思案していたが、イワリー氏とエレベーターの中で交わした会話が今、「ブループリント・インカム」と呼ぶ会社に発展した。「生きている限りお金に困らないよう保証する初めてのデジタル退職年金プランを構築している」のだと話す。ケリー氏と2人の共同創業者が取り組んでいるのは、年金保険と言えば強引なセールスと考える消費者が簡単に購入できる仕組みづくりだ。

  ニューヨークに本社を置くブループリントは、グリーン・バイザー・キャピタルネクストビュー・ベンチャーズなどのシードファンド投資会社から成るグループから275万ドル(約2億9100万円)を集めたと発表したばかり。イワリー氏は株主とならず、ブループリントの顧問委員会に加わった。

原題:This Startup Has a Plan to Sell Annuities So You Don’t Die Poor(抜粋)

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