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クシュナー夫妻、ホワイトハウス内で苦境に-側近らが相次ぎ退職

  • クシュナー氏の信頼失墜する中、ヒックス氏とラフェル氏が辞意
  • 政界やホワイトハウスのかじ取り、夫妻は側近を頼みとしていた

トランプ大統領の娘夫婦、ジャレッド・クシュナー氏とイバンカ・トランプ氏がホワイトハウス内で苦境に立たされている。過去数週間に側近らが相次いで退職し、米政界やホワイトハウス内のかじ取りで頼れる関係者がほとんどいなくなってしまったためだ。

  トランプ政権は銃規制や移民など意見の分かれる問題を抱えつつ、重要な11月の中間選挙に向かっている。このような中で、クシュナー夫妻が政権中枢の地位を維持できるのか疑問が膨らんだ。

Jared Kushner

ジャレッド・クシュナー氏

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  過去1週間にクシュナー氏は政権最高機密や会合へのアクセスを失い、平昌五輪で韓国政府要人と会談したイバンカ氏にもどの程度の国家機密に触れられるのかを巡り疑いが浮上している。2人にとっては信頼できるサポートが必要な状況だが、長期にわたり協力を得てきたホワイトハウスのホープ・ヒックス広報部長、クシュナー氏の個人的な広報担当だったジョシュ・ラフェル氏が今週相次ぎ辞任を表明。テクノロジー担当顧問のリード・コーディシュ氏、大統領副補佐官(国家安全保障担当)のディナ・パウエル氏も最近ホワイトハウスを後にした。

  クシュナー氏に対しては、2016年の米大統領選ロシア介入疑惑を巡りモラー特別検察官の捜査が進んでいるほか、ニューヨーク州銀行当局が同氏一族の事業契約を調査。ワシントン・ポスト紙は今週、少なくとも4カ国が同氏をコントロールしようと積極的に動いていると報じた。

  だが、夫妻が最も頼りとする大統領との絆は健在だ。家族経営の企業出身であるトランプ大統領は忠誠心を最も重視する。ヒックス氏ら共和党の大統領候補になる以前からの協力者が政権幹部からほとんどいなくなったこともあり、大統領にとって夫妻の重要性は増している。

原題:Kushner’s Influence in West Wing Wanes as Key Allies Depart(抜粋)

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