トランプ米大統領の鉄鋼関税、世界貿易の秩序揺るがす-EU業界団体

国家安全保障を理由に米国の鉄鋼輸入を制限するというトランプ米大統領の計画は、世界貿易機関(WTO)の土台を脅かすと、欧州の業界団体が警鐘を鳴らした。

  欧州鉄鋼協会(EUROFER)のアクセル・エッゲルト会長は2日、ブリュッセルでのインタビューで「この問題は全体でWTOを崩壊させ得る」と発言。「これは国家安全保障の問題ではなく、米国の存続不可能な業界へのてこ入れだ」と述べた。

  エッゲルト会長は米国産の鉄鋼価格が海外産よりもトン当たり平均で約80ドル高い状況について、米産業の非効率を示していると指摘。同会長はトランプ氏に対し、関税計画について考え直すとともに、最大の鉄鋼生産国である中国の過剰生産能力を抑制させるため欧州連合(EU)と協力するよう呼びかけた。

  エッゲルト氏は「これが実際には問題の根源だ」とし、「われわれはこれについて、米国とともに対処する必要がある」と続けた。

原題:Trump’s Steel Tariff Shakes Global Trade Order, EU Group Warns(抜粋)

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