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Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg
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米鉄鋼・アルミ関税で明暗:JFE・神鋼は敗者、アルセロールは勝者

  • 米国の鉄鋼メーカーは勝者、アジア勢は敗者
  • 関税導入は米鉄鋼価格を押し上げる見込み、既に上昇みられる
Aluminum pipes are arranged for a photograph in Tokyo, Japan, on Tuesday, Oct. 17, 2017. Shares of Kobe Steel Ltd. have fallen 37 percent, wiping $1.6 billion from its market value, since the scandal on its copper and aluminum business was first revealed.
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

トランプ米大統領が計画している鉄鋼輸入への関税25%とアルミニウム輸入への関税10%が導入された場合、世界的に大きな影響を及ぼす可能性がある。予想される代表的な勝者と敗者は以下の通り。

勝者:米鉄鋼メーカー

ニューコアやAKスチール・ホールディング、USスチールなど鉄鋼メーカーは恩恵を受ける見通し。これら企業は中国やロシア、韓国の同業企業と不公正な競争条件に置かれているとして、保護措置を求め積極的にロビー活動を行ってきた。

予定されている関税率は米鉄鋼価格を押し上げる見込みで、メタル・ブレティンによると、業界ベンチマークの米国内熱間圧延鋼コイルの価格は関税導入を見込んで既に上昇し、1トン当たり約780ドルに到達した。

敗者:米国の近隣諸国

中国は長く、鉄鋼業界を脅かす存在であり、安価な製品を米市場に大量に送り込んでいると、政治家から非難されてきた。しかし対米輸出が最も多いのは中国ではなく、メキシコとカナダ、ブラジルだ。

敗者:アジアの鉄鋼メーカー

JFEホールディングスと神戸製鋼所の株価には既に影響が表れている。鉄鋼メーカー65社で構成されるブルームバーグ世界鉄鋼指数は1日まで3日続落した。

勝者:アルセロール・ミタル

アルセロール・ミタルも米国内で鉄鋼生産を行っている主要メーカーの1社。同社は長い間、自社のコア市場を守る保護措置を主張しており、関税は大きなプラスになり得る。しかしルールの適用の仕方次第では、コスト上昇につながり得る。

Global Split

原題:Winners and Losers From Trump’s Tariffs on Aluminum and Steel(抜粋)

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