NY州当局、クシュナー氏のローン情報提出をドイツ銀などに求める

  • ローン承認プロセスの説明などをドイツ銀と地銀2行に求めた
  • クシュナー夫妻は最近、地銀2行などからの借り入れを増やしている

ニューヨーク州の銀行監督当局はドイツ銀と地銀2行に対し、トランプ米大統領の娘婿で上級顧問のジャレッド・クシュナー氏および同氏の家族、不動産会社クシュナーと各行の関係に関する情報を提出するよう求めた。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  これら関係者の一人によれば、ニューヨーク州金融サービス局(DFS)は先週、ドイツ銀とシグネチャー・バンク、ニューヨーク・コミュニティー・バンクの3行に書簡を送付した。提出を求めた情報は幅広く、クシュナー氏および同氏の事業資産と各行の関係に関する情報や、特定のローン申請に関する文書とやり取りの記録、クシュナー氏へのローンを承認したプロセスの説明など。

  クシュナー氏と妻のイバンカ・トランプ氏の直近の開示記録によれば、夫妻はこの1年にシグネチャー・バンク、ニューヨーク・コミュニティー・バンクを含む複数の銀行からの借り入れを増やしている。

  クシュナー氏は米政権で幅広い責任を負っており、利益相反が生じる可能性があることから、同氏の財務・事業上のつながりは常に関心を集めてきた。最近の報道によると、4つの外国政府の当局者らはクシュナー氏の家族の金銭的逼迫(ひっぱく)が米国との交渉で利用可能かどうか議論したという。またケリー大統領首席補佐官はクシュナー氏の最高機密情報へのアクセス権限を取り消した。

  不動産会社クシュナーの広報担当クリスティーン・テーラー氏は、同社はDFSの書簡を受け取っていないと述べた。DFSの報道官、シアラ・マランガス氏とドイツ銀、シグネチャー・バンクの代理人はいずれもコメントを控えた。ニューヨーク・コミュニティー・バンクの代理人にコメントを求めたがこれまでに返答はない。

原題:Kushner Loan Details Sought From Deutsche Bank, Two Others (3)(抜粋)

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