「ビッグ・ショート」アイズマン氏、米銀行の見通しは90年代以来最高

マイケル・ルイス氏の著作「ザ・ビッグ・ショート」(邦題:世紀の空売り)で取り上げられて有名になり、現在はニューバーガー・バーマン・グループのファンドマネジャーを務めるスティーブ・アイズマン氏は、米銀行業界に対して強気の姿勢だ。

  アイズマン氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「1990年代以来、銀行業界に対してこれほど強気になったことはない」と指摘。金利上昇や規制緩和を理由に挙げた。また現時点でシステミックリスクは見られないとの認識を示した。同氏はサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンの崩壊を見込んだ投資で資産を築き、名をはせた。

スティーブ・アイズマン氏のブルームバーグテレビジョンでのインタビュー

Source: Bloomberg)

  米銀JPモルガン・チェースは、指標金利の上昇や融資の伸び加速を受けて既に向こう数年間の利益見通しを上方修正している。また銀行業界は減税の恩恵も受けている。米大手6行は1月、減税により年間利益が100億ドル(約1兆700億円)超押し上げられる可能性があるとの予想を示した。

  一方でアイズマン氏は、欧州の銀行については楽観していない。

  同氏は、米銀は「迅速なバランスシート改善とレバレッジ縮小を強いられた」とした上で、「欧州ではペースがずっと遅く、それは誤った姿勢だ。依然としてレバレッジの影響を受けており、その状況は今後何年も続く見通しだ」と述べた。

原題:Big Short’s Eisman Says U.S. Bank Outlook Is Best Since 1990s(抜粋)

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