ディズニーCEO、「宝石」巡り厳しい選択も-コムキャストが挑戦状

  • 英スカイは「クラウンジュエル」-アイガーCEO
  • スカイ除いたフォックス資産で満足するか、買収合戦に打って出るか

ケーブルテレビ(CATV)事業運営で米最大手のコムキャストが、米ウォルト・ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)に挑む。

  アイガーCEOは米21世紀フォックスのメディア事業を取得することで合意していたが、コムキャストは27日、フォックスが筆頭株主となっている英スカイを221億ポンド(約3兆3000億円)で買収するという予想外の提案を発表した。

ボブ・アイガーCEO

写真家:Qilai Shen / Bloomberg

  有料テレビ放送のスカイについて、アイガーCEOは昨年12月のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、フォックスから買い取る資産の中でも「クラウンジュエル(王冠の宝石)」だと述べていた。

  コムキャストがスカイ買収を突然仕掛けたことで、アイガーCEOは難しい選択を迫られることになる。フォックスからスカイ抜きのメディア資産引き継ぎで満足するか、コムキャストとの買収合戦に打って出るかのどちらかだ。

  コムキャストはスカイ株1株につき12.50ポンドを提示。ルパート・マードック氏率いるフォックスは未保有のスカイ株61%を10.75ポンドで取得することで合意したと2016年12月に発表。ディズニーとフォックスは17年12月、フォックスが持つスカイ株などメディア資産の大半をディズニーが買収することで最終合意に達したと発表した。

  ジェフリーズのロンドン在勤アナリスト、ジェリー・デリス氏は、フォックスとディズニーにとってのスカイの重要性を踏まえれば、コムキャストの買収提示額をかなり上回る対案が示される可能性は非常に高いと述べた。

出所:ブルームバーグ

  スカイはコメントを控えた。フォックスとディズニーの担当者にコメントを求めたが、今のところ返答はない。

原題:Disney Faces Lengthy Bidding War as Comcast Makes Sky Play (1)(抜粋)

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