貴州茅台酒で450%のリターン得た中国投資家、次の狙い目は環境関連

  • OFIのトップピックは下水処理の北京碧水源科技など4銘柄
  • 市場シェアや政府機関との強い結び付きで競合より優位-リ氏

中国の酒造会社や保険会社への投資で大勝利を収めたフランスの資産運用会社OFIアセット・マネジメントは現在、最高のリターンをもたらす可能性があるとみる環境関連株に賭けている。特に注目するのが中国で下水を処理する企業だ。
  
  中国の汚染対策への習近平国家主席の真剣な取り組みにもかかわらず、投資家は知名度の高い優良企業への投資を進め、環境関連企業は見向きもされなかった。そうした状況が投資手法にぴたりとはまったOFIは、過去5年間でパフォーマンスが最も高い中国株ファンドの一つを運用。早めの参入により高級白酒メーカーの貴州茅台酒への投資で450%、中国平安保険(集団)では300%のリターンをそれぞれ手にした。貴州茅台酒の株式は投資から約4年で全て売却した。
  
  OFIで新興市場責任者として約5億ドル(約540億円)の運用に携わるリ・シンハン氏(39)はパリで、「私にとってそれは頭を悩ますようなことではない」と述べ、「中国消費者のアルコール需要が毎年30%伸びることは期待できないが、環境関連セクターならそのくらいの伸びは簡単に達成可能だ」と語った。
            

  リ氏のトップピックは北京碧水源科技と啓廸桑徳環境資源、香港上場の北控水務集団、中国光大国際で、いずれもバリュエーション(株価評価)は数年来の低水準にある。

  リ氏によると、4社は市場シェアや政府機関との強い結び付きという点で競合企業よりも優位であり、官民連携(PPP)を巡る厳しい審査の中でも資金調達面でサポートを受けている。これが今後5年間で少なくとも年20%の利益成長を後押しするとリ氏はみる。ブルームバーグが集計したデータによると、アナリストは4社の1株利益(EPS)の伸びがいずれもこの利益成長率を上回ると予想している。
          

原題:Top China Investor Who Made 450% on One Bet Finds Next Win (1)(抜粋)

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