中国:2月の製造業PMI低下、予想下回る-春節連休など響く

更新日時
  • 春節連休や公害対策、債務抑制策が重しになった
  • 2月の製造業PMIは50.3-エコノミスト予想51.1

中国の2月の製造業活動を測る政府の指数は前月から低下し、市場予想を下回った。春節(旧正月)連休中に工場が稼働していなかったことが影響したほか、輸出向け受注が減少した。

  国家統計局が28日発表した2月の製造業購買担当者指数(PMI)は50.3。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想では51.1が見込まれていた。1月は51.3だった。

  2月の非製造業PMIは54.4。1月は55.3だった。製造業とサービス業の両方をカバーする総合PMIは52.9。前月は54.6だった。

  中国共産党は今週の会合で、次期政府高官の人事案を検討するほか、習近平国家主席の任期制限撤廃に向けた動きを進めるもようだ。来週開催される全国人民代表大会(全人代)では新たな経済目標が発表されるとみられる。当局は環境対策や債務抑制策も強化している。

  オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の楊宇霆エコノミスト(香港在勤)は「輸出向け新規受注は2カ月連続で低下した」と指摘。「これは世界の電子機器供給網の循環的な低迷リスクを浮き彫りにしており、地域の貿易見通しにも直接影響する」と述べた。

  春節の連休は1月と2月のデータに歪みを生じさせることが多い。連休に伴う工場やオフィスの休業時期が各年で異なるためだ。今年の春節連休は2月15-21日だった。

  項目別指数では輸出向け新規受注が49と、2カ月連続で低下。生産は50.7と、前月の53.5を下回った。  

  INGグループのエコノミスト、アイリス・パン氏(香港在勤)は「連休の影響が間違いなく大きな理由だ」 と指摘。「1、2月のデータを合計すれば、依然として今年は堅調な滑り出しとなっている」と述べた。

原題:China Factory Gauge Misses Estimates on Export Orders, Holiday(抜粋)

(4段落目以降に背景やコメントなどを追加して更新します.)
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