S&P500種の最悪期まだ終わっていない-2600を再度試すとBMO

  • リバウンドの心地よさはすぐに消える-コナコードのドワイヤー氏
  • S&P500種は2600-2650がターゲット-BMOのビシュ氏

米ウォール街には、株式市場の苦痛が恐らくまだ終わっていないとみるアナリストがいる。

  カナコード・ジェニュイティの株式ストラテジスト、トニー・ドワイヤー氏によると、過去を振り返るとボラティリティーの10週変化率が極端な水準まで押し上げられた今月のような激変の事例が、1992年から2018年1月までの期間に4件あった。08年の下げ相場時を除く同社のデータによれば、激変が起きた後のS&P500種株価指数は平均で5.6%戻したが、いずれのケースも相場は再び崩れた。

  ボラティリティーが116%急上昇し、カナコードの評価尺度に基づくボラティリティー変化率が125と極端な領域に押し上げられて以来、S&P500種は4.9%上昇している。
  
  ドワイヤー氏は26日、「米金融政策を巡る懸念や期待外れのデータ、あるいはこの両者の組み合わせから、リバウンドの心地よさはすぐに消えてしまうはずだ」と指摘。「『ショックによる下げ』で付けたの安値を再度試す可能性があるというわれわれの予想に変化をもたらすようなことは先週ほとんどなかった。今後数カ月は極めて不安定な状態が続き、これが下期の変動の土台作りになるだろう」と述べた。

  リバウンド局面での売買高も問題だ。NYSE総合指数は8日以降5.9%上昇したが、売買高は徐々に減少し、リバウンドが始まった初期のわずか半分程度に落ち込んだ。

  BMOネスビット・バーンズのテクニカルアナリスト、ラス・ビシュ氏は26日のリポートで、S&P500種のリバウンドは今なお進行中のA-B-C修正局面の「B波」のようだと指摘。2月の安値をどの段階で再度試すかは明確ではないが、このモデルの「C波」は2600-2650水準を再び試す可能性があると分析した。
      

原題:No, Worst Probably Not Over Yet for S&P 500, These Analysts Say(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE