パウエル議長:今月の市場の調整、ETFが特に原因ではなかった

  • 「当時の出来事の特に中心にあったとは思わない」と議会証言
  • ETFが金融システムに突き付けるリスクは関連機関と協議

パウエル議長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、今月の市場の調整は上場投資信託(ETF)が原因だとの見方に対し、ETFの大半は実害を及ぼすことはなかったとの見解を示した。

  パウエル議長は27日の議会証言で、「当局は実際に何が起きたのかを理解しようと慎重に検証した。市場はあの時期の大部分において総じて秩序あるものだったと見受けられる」と述べ、「ETFは特定の形のファンドで、当時の出来事の特に中心にあったとは思わない」との認識を表明した。

  2月初めに見られたS&P500種株価指数の調整とCBOEボラティリティー指数(VIX)の急上昇は、恐怖指数とも呼ばれるVIXに連動するETF商品の波乱につながった。3兆3600億ドル(約386兆円)の市場規模を持つETFを波乱の一因とみる投資家もいるが、「SPDR S&P 500 ETFトラスト」などのシンプルなETFは予想された通りの取引だった。

  ETFが幅広い金融システムに突き付けかねないリスクについて金融当局は懸念しているかとのスティーブン・リンチ下院議員(民主、マサチューセッツ州)からの質問にパウエル議長は、「それはわれわれが関連機関と協議していることだ。米証券取引委員会(SEC)はこの点を見極める上で最良の立場にあると思う」と答えた。

原題:ETFs Weren’t to Blame for the Market Correction, Powell Says(抜粋)

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