Photographer: Andrew Harrer

【NY外為】ドル上昇、FRB議長が利上げ軌道見直しの検討示唆

更新日時
  • ドル指数は一時0.7%上昇、米消費者指標の好調やパウエル氏発言で
  • 自身の米経済見通しは12月以降に強まった-FRB議長
Photographer: Andrew Harrer

27日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要通貨の大半に対し上昇。ドル指数は一時0.7%高と、2月2日以来の大幅高となった。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がこの日、自身の米経済見通しは12月以降に強まっており、当局は利上げ軌道の見直しを検討するのが妥当かもしれないと述べたのが背景にある。

  パウエル議長は就任後初の議会証言で、向こう2年間は経済にとり良い環境になると見込んでいると述べた。早い時間には、2000年以来の高水準となった2月の米消費者信頼感指数などがドルを押し上げた。一方、ドイツのインフレ指標が予想より弱かったことを受け、ユーロはドルに対し約2週間ぶり安値を付けた。

  ニューヨーク時間午後4時40分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.6%上昇。ユーロは対ドルで0.7%安の1ユーロ=1.2230ドル。ドルは対円で0.4%高の1ドル=107円36銭。

  フェデラルファンド(FF)金利先物が織り込む今年の利上げ回数はこの日、3回に接近。債券トレーダーの間では4回に増えるとの見方も出てきた。

  ユーロはドルに対し反落。一時は0.8%安まで下げ、主な下値支持水準である1.2280ドルを割り込んだ。ドイツのインフレ指標が弱かったことに加え、ECBは債券購入を2018年中に終了できるとの考えを、ECB政策委員会メンバーであるバイトマン氏が示したことが背景。

欧州時間の取引

  パウエル議長の議会証言を控え、ドルは狭い値幅で推移。ユーロ・ドルのボラティリティー指標は、パウエル議長の証言からめぼしい取引材料は出ないとオプショントレーダーが見込んでいることを示唆した。

原題:Dollar Stays Near High as Outlook Recalibrated After Powell(抜粋)
Dollar Waits for Powell as Euro Option Traders See Limited Moves(抜粋)

(相場を更新し、第4段落以降を追加します.)
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