ドイツ連銀:資産購入で金利リスク上昇、引当金積み増し-年次報告

  • バイトマン氏:好況続けば、ECBが年内にQE終了しない理由ない
  • 物価安定が唯一の責務、「中銀の利益や損益で金利判断すれば誤り」

ドイツ連邦銀行は、欧州中央銀行(ECB)が金利を引き上げ始めた際に生じる損失に備えて引当金を積み増した。

  ドイツ連銀は27日に公表した年次報告で、2017年末の引当金を164億ユーロ(約2兆1620億円)とし、前年から11億ユーロ積み増したことを明らかにした。17年には20億ユーロの利益を計上し、そのうち19億ユーロを国庫に移管した。

  連銀のバイトマン総裁はフランクフルトで「資産購入の継続が金利リスクを高めた」と説明。同時に、高水準の過剰流動性とマイナス預金金利による収入で利益は押し上げられたが、物価の安定が唯一の責務であるだけに「中央銀行の利益や損失を基準に金利政策の判断を下すのは間違いだろう」と指摘した。

  経済に関してはドイツ、ユーロ圏とも17年は「極めて満足のいく」展開だったとし、「景気拡大はいまや、あらゆる地域の幅広い層に基づいている」と評価。「この好況が続き、それに伴って物価が上昇すれば、ECB政策委員会が年内に資産購入を終了させない理由はない」と述べた。

原題:Bundesbank Raises Risk Provisions as ECB Nears Stimulus Unwind(抜粋)

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