きょうの国内市況(2月27日):株式、債券、為替市場

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●日本株3日続伸、米金利安定し過度の景気懸念薄れる-輸出、素材主導

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  東京株式相場は3営業日続伸。米国の長期金利低下が持続、為替の円高も一服し、景気や企業業績に対する警戒感が後退した。電機や自動車、機械、精密機器など輸出株、化学や鉄鋼、非鉄金属など素材株、鉱業株中心に買われ、相対的に景気敏感セクターの強さが目立った。

  TOPIXの終値は前日比15.53ポイント(0.9%)高の1790.34、日経平均株価は236円23銭(1.1%)高の2万2389円86銭。両指数とも5日以来、およそ3週間ぶりの高値を回復。

  損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの狩野泰宏シニア・インベストメントマネージャーは、「株価調整は米金利の水準ではなく、急に動いたことによるボラティリティー上昇とそれに伴う機械的な売りがすべての発端だった」と指摘。米国株は、2.9%程度の金利なら実体経済に大きな影響はないとのリアクションになっており、「日本も含めてまだ適温相場は変わっていないというのがマーケットの基本観にある」と話した。

  東証1部33業種は鉱業、電機、保険、非鉄金属、精密機器、化学、鉄鋼、輸送用機器、機械など28業種が上昇。下落はサービス、陸運、海運など5業種。

  売買代金上位では、米アップルが年内に新型アイフォーン発売を予定しており、日本電産やアルプス電気、ミネベアミツミなど関連銘柄が高い。アブダビの油田権益の新規取得と延長契約を結んだ国際石油開発帝石、野村証券が投資判断を新規「買い」とした良品計画も上げた。半面、スタートトゥデイやガンホー・オンライン・エンターテイメント、大東建託、ヤマトホールディングスは安い。

  東証1部の売買高は13億2910万株、売買代金は2兆6299億円。値上がり銘柄数は1201、値下がりは751。

●長期金利が2カ月ぶり低水準、2年入札順調で買い優勢-先物151円台

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  債券相場は上昇。長期金利は2カ月ぶりの低水準を付けた。この日に実施された2年利付国債入札が順調な結果となり、好需給が確認されたことで中期債が堅調となり、長期ゾーンにも買いが波及した。先物は海外投資家を中心に買い戻し需要が根強く、昨年12月以来の151円台乗せとなった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の349回債利回りは日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低い0.04%と、昨年12月26日以来の水準まで低下。2年物の385回債利回りは1bp低いマイナス0.165%で推移した。新発5年物の134回債利回りは横ばいのマイナス0.115%と、取引ベースでは昨年12月19日以来の低水準を付けた。

  パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長は、「強い入札結果を受けてしっかりとした需要が確認され、2年ゾーンの強含みが3年、4年と波及する展開になった」と指摘。「先物は限月交代も近づいており、ショートの買い戻し圧力が強い」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月3月物は前日比1銭安の150円96銭で取引を開始した直後は上昇に転じた。午後には一時151円05銭と昨年12月8日の水準まで上げ幅を拡大。結局は、5銭高の151円02銭で引けた。

  財務省がこの日に実施した2年利付国債入札の結果は、最低落札価格が100円52銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想の100円51銭5厘を上回った。投資家需要の強弱を反映する応札倍率は5.84倍と、前回の5.02倍から上昇。小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は2厘と昨年7月以来の水準に縮小した。

●ドル・円は107円付近、リスク選好が支えもパウエル議長証言待ち

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  東京外国為替市場のドル・円は1ドル=107円付近で推移。株高を背景にリスク選好に伴う円売りが支えとなる一方、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の就任後初の議会証言を控えて上値は限定的となった。

  ドル・円は午後3時29分現在、前日比0.1%安の106円81銭。朝方に107円10銭まで上昇した後、午前10時前後の公示仲値にかけて一時106円79銭まで下落。その後は一進一退の展開となった。

  東海東京調査センターの柴田秀樹金利・為替シニアストラテジストは、米国株が大幅な2連騰となり、リスクオンムードで円買い戻しは一巡しているが、積極的なドル買いには至らず、動きは鈍いと指摘。パウエル議長の議会証言については「景気はしっかりとの自信を示すが、だからといって米利上げペースを速めることは避ける」とし、ハト派的な発言が市場の安心感につながるとの見方を示した。

  ユーロ・円相場はほぼ変わらずの1ユーロ=131円73銭。リスク選好の円売りから一時は132円08銭と3営業日ぶりの水準までユーロ高・円安に振れる場面も見られた。ユーロ・ドルは1ユーロ=1.2300ドル付近から1.2343ドルまで上昇した後伸び悩んだ。

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