イタリアとドイツ「驚くべき結末」に警戒-ビッグデーにテールリスク

  • SPD党員投票で大連立が否決されれば、ユーロは1.20ドルに下落も
  • 「3月5日は欧州国債にとって重要な日」とソシエテ・ジェネラル

イタリアとドイツで驚くべき結末が最後に明かされるかもしれず、警戒する必要がある。

  今週末の3月4日はイタリアで総選挙が実施されるほか、ドイツではメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)陣営と、第2党の社会民主党(SPD)との大連立合意の最終関門となるSPDの党員投票の結果が発表される。

  投資家は市場にとっていずれも好ましい結果を想定したポジションを取っているが、ソシエテ・ジェネラルとアビバ・インベスターズによれば、どちらか一方で予期せぬ選択が行われた場合、ユーロ圏の周辺国債券とユーロ相場を動揺させる恐れがある。

  ソシエテ・ジェネラルのストラテジストらは、イタリアで欧州統合に懐疑的立場を取る政党の一つに予想を上回る支持が集まったり、SPDの党員投票で大連立が否決されたりするテールリスク(確率は低いが発生すれば甚大な損害をもたらすリスク)が根強く残ると警告する。

  一方、アビバの資金運用担当者チャールズ・ディーベル氏は、後者が現実になれば、ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.20ドルに下落する可能性があると予想。景気の改善を背景にどちらの結果にも投資家は一般に懐疑的であり、実際に起きれば市場の価格設定が裏切られることになる。

  シアラン・オヘイガン氏を中心とするソシエテ・ジェネラルのアナリストらはリポートで、「3月5日は欧州国債にとってビッグデー(重要な日)だ。ドイツとイタリアで政権安定につながる投票結果が示されれば、相場は小幅上昇する可能性が高いが、逆の結果になれば、恐らく周辺国の債券相場のかなり大きな急落の引き金になるだろう」と分析し、スペイン債の利回り曲線のスティープ化に備えるポジションを投資家に勧めている。

原題:Aviva, SocGen Warn Investors of Italian, German Double Whammy(抜粋)

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