モルガンSの昇進巡り議論、女性少ないとクロウチェック氏は批判

  • 新たに指名されたマネジングディレクターのほぼ全員が男性
  • グループ全体で昇格された従業員の約40%が女性だとモルガンS反論

女性に焦点を絞った投資プラットフォーム「エルベスト」を運営するサリー・クロウチェック氏は、米投資銀行モルガン・スタンレーが新たに指名したマネジングディレクターのほぼ全員が男性だとリンクトインに投稿し、数百人ものユーザーの間で議論を巻き起こした。 

サリー・クロウチェック氏

フォトグラファー:Patrick T. Fallon / Bloomberg

  クロウチェック氏は、同行ウェルスマネジメント部門のファイナンシャルアドバイザー46人の名前が掲載された写真に、「このリストには何かが足りないような気がするけど、何かしら」とのコメントを添えて投稿。同リストで女性は3人だけだった。

  ユーザーからの約500件のコメントには幅広い意見が反映されている。ファイナンシャルアドバイザーとして多額の資産を呼び込む能力にもかかわらず出世する女性がいかに少ないかと失望を表す人もいれば、クロウチェック氏の投稿は被害妄想だとか同氏の分析は不完全だと言う人もいた。また、同行全体のマネジングディレクターのリストにはウェルスマネジメント部門のリストが示唆するよりも多くの女性が載っているとの指摘もあった。

  クロウチェック氏はバンク・オブ・アメリカのウェルスマネジメント部門を率いた経験を持ち、それ以前にはシティグループのグローバルウェルスマネジメント部門責任者を務めていた。同氏は長年にわたり、ウォール街とより広範な金融業界全般で女性幹部が少ないことにスポットライトを当てようと取り組んでいる。

  情報が非公開であることを理由に事情に詳しい関係者1人が匿名で語ったところでは、モルガン・スタンレーは3年間の稼ぎ高実績に基づいてファイナンシャルアドバイザーの昇格を決めており、ウェルスマネジメント部門ではアドバイザー以外の女性も昇進しているという。同行の広報担当クリスティーン・ジョックル氏は、オペレーションや法律担当スタッフを含めたグループ全体で昇格された従業員の約40%が女性だと語った。

原題:Morgan Stanley Called Out by Krawcheck Over Women’s Mobility (1)(抜粋)

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